PEARS®プロバイダーコースでは教わらない呼吸障害の兆候の機序

PEARS®の学習を楽しくするためのヒントを少々。

生命危機状態として、PEARS®プロバイダーコースでは、呼吸障害4タイプと循環障害2タイプの判定方法を学びます。

そのうち、呼吸障害の4つ、すなわち上気道閉塞と下気道閉塞、肺組織病変、呼吸調整機能障害を判定するためには、それぞれに特徴的な症状・兆候を見つけるのがポイントになります。

この表の中では、特徴的な兆候に下線を入れました。

PEARS(ペアーズ)プロバイダーコース呼吸障害の判定

これがわかれば、PEARS®コース上、判定はできるのですが、丸暗記しても面白くありません。そこで予習で下記の点を調べてくることをお勧めします。

残念ながらPEARS®プロバイダーマニュアルにはそこまで細かいことは載っていませんので、手っ取り早くはネット検索などを利用するといいと思います。

1.上気道閉塞では、吸気時に喘鳴(狭窄音)が聞かれるのはなぜか?
2.下気道閉塞では、呼気時に喘鳴(狭窄音)が聞かれるのはなぜか?
  (このメカニズムが分かれば、呼気延長の理由もわかります)
3.呻吟とはなにか? 呼吸のどのタイミングで聞かれるのか? なぜ起きるのか?
4.いわゆる断続性ラ音が聞かれる機序は? 肺のどの部分がどうなってる?

これらをある程度調べておくと、PEARS®が俄然おもしろくなってきますので、ぜひ探ってみてください。
(講習中では解説をしますが、事前学習でぜひ!)

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