AMRハワイのBLSインストラクターコース

3月にハワイで開催されるAHA BLSインストラクターコースが近づいてきたせいか、ここのところインストラクター資格取得に関するお問い合わせが増えてきました。
 
3月にハワイで開催されるのは、純アメリカ資格のBLS Instructorライセンスです。
 
日本でもインストラクター資格は取れますが、それとはちょっと違います。
 
少々ややこしいところなのですが、おおざっぱに言ってしまうと、日本で取るAHAインストラクター資格は日本国内限定資格、アメリカで取るインストラクター資格は世界中で講習ができる資格、といった違いがあります。
 
今回3月にハワイで予定されているBLSインストラクターコースを受講するための受講条件は次の4つです。
 
■有効期限内の下記のAHA修了証を提示すること
 ・BLS for Healthcare Provider
 ・Heartsaver First Aid
 ・Heartsaver CPR or AED
 ・Core Instructor
 
お気づきのように、BLSインストラクターになるには医師や看護師といった医療資格は必要ではありません。日本ではまだまだ珍しいかもしれませんが、実際のところアメリカでは医療従事者以外の市民BLSインストラクターがたくさんいるのが現状です。
 
BLS for Healthcare Provider コースは日本のあちこちでいろいろな団体が開催していますが、その他のハートセイバーコースはあまり開講されていません。
 
BLS横浜は、ハートセイバーAEDとハートセイバーファーストエイドを合わせて開催している日本では数少ない組織です。
 
そんなこともあって、ハートセイバーコースの問い合わせがちょこちょこと来ます。
 
今のところハートセイバーAEDコースは、次回3月20日に横浜市内での開催がほぼ決まっています。
 
ハートセイバーファーストエイドコースは今のところ未定ですが、具体的なリクエストがあれば開催日と場所を調整していこうと思っています。
 
ハワイでAHA-BLSインストラクター資格を取りたいという方は是非ご相談ください。


企業コラボ心肺蘇生AED講習の打ち合わせ

いま、とある企業とコラボして、地域で心肺蘇生講習を展開する企画が持ち上がっています。
 
今日は、その打ち合わせを兼ねて企業担当者の方にCPR+AED講習を受講していただきました。
 
「いざそんな場面になっても本当にAEDを使っていいのか判断できないかもしれない」
 
受講前にはそうおっしゃっていた担当者の方でしたが、講習終了後には、
 
「いざとなったら、できます」
 
とさわやかに即答。
 
「やっぱり、これは必要ですね。それに1ヶ月に一回くらい練習できるようにしたい」とも。
 
大成功です。
 
心肺蘇生法とAEDに関しては、いろいろな誤解や間違った情報などが溢れていて、必要以上に難しく考えておられたようだったので、ガイドライン2005に基づいてシンプル化されたCPR+AEDの本質をお伝えしたつもりです。
 
それで知識もすっきりと整理されて「できる」という自信につながっていったのだと思います。
 
心肺蘇生法やAED操作は、それ自体は決して難しいものではありません。
 
「こういう場合はどうしたらいいの?」
 
考えれば考えるほどそんな疑問がいろいろ沸いてきますが、判断を求めているのはたった2つだけ。
 
1.肩を叩いて声をかけたときに反応があるか
2.いつも通りの呼吸をしているかどうか?(見て、聞いて、感じて)
 
反応がない(意識がない)ときは、原因がなんであってもすることは同じ、119番とAED手配です。ここで心臓が原因か脳卒中なのか、事故なのかなどを考える必要はありません。
 
10秒かけても呼吸をきちんとしているかよくわからない場合は、人工呼吸開始、もしくは胸骨圧迫心臓マッサージを開始。ある/ないを判断するのではなく、10秒で「正常な呼吸」と確信できなければ心肺蘇生法のステップ開始します。
 
「よくわからなければとりあえず胸を押しはじめる」
 
これでもかまいません。
 
アメリカではハンズ・オンリーCPRといって、下記のような極限までシンプル化された心肺蘇生法がテレビCMなどで盛んにアピールされています。
 

 
 
ですから難しいことは何もないんです。
 
大切なのは、「これならできそう」と感じてもらえること、です。
 
 
今回、セミナー担当者の方たちが感じたのと同じ手応えを、広く地域の方たちに感じてもらえるような講習を展開していければと思っています。
 
 
 

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1年お世話になりました

2009年も終わります。
 
本格的に活動をはじめて2年目になりますが、ようやく軌道にのり、思うような活動ができた1年になりました。
 
この1年間で心肺蘇生法・ファーストエイド講習を受けてくれた方は合わせて約400名。
 
うち、アメリカ心臓協会AHA公式のBLSプロバイダー約120名。
ファーストエイド・プロバイダー約30名。
 
そこからAHA-BLSインストラクターになりたいという方も何人も手を挙げてくれて、気づけばインストラクターコースでの指導人数も45名となっていました。(外部からの依頼のインストラクターコースも含みますので、全員が現在一緒に活動している訳ではありませんが)
 
 
やはりAHAの教育システムは優れています。
新しくインストラクターになった人たちの実践経験を積む場を、と考えて今年はAHA公式コースを意識的に多く入れましたが、それも落ち着く来年からは、もっと自由にいろいろな教育プログラムを公募として開催していきたいと考えています。
 
来年は、現在開発中の上級者向けの実践的なCPR/ファーストエイド講習プログラムのリリースを目指すのと、AHAのハートセイバー血液感染病原体コースの開催を視野に準備をしていきたいと思っています。
 
 
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 

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ファーストエイドの傷病者評価システム

初めての試みだった「ファーストエイド原論」「傷病者初期評価」勉強会が終了しました。
 
CPR/BLS講習のインストラクターをされている立場の方々、9名が参加してくださり、職種も多種多様。一般市民の方はもちろん、消防隊員、救急救命士、看護師、臨床工学技士などなど。
 
心停止、やけど、脳卒中など、症状・病名がわかっていた場合の対処は、既存の各種講習会で学べます。
 
しかし、実際は「何が問題か」がわからない場合がほとんどです。
 
つまり「なにが問題か」を発見しない限りは、既存の救急法講習で学んだ知識・技術は使えないのです。
 
まずは、そんな事実に気づいてもらうため、模擬患者に演技をしてもらい、傷病者発見から問題点を見つけ出すまでをやってもらいました。
 
模擬患者の最大の問題点は、腹腔内出血だったのですが、気が動転している演技と足の痛みを訴える演技をしてもらった結果、本当の問題点にたどり着くのは難しかったみたいです。
 
模擬患者とはいえ、傷病者と接するシミュレーションをすることで感じたのは、どういう視点で傷病者を観察し、何をどういう順番で確認していけばいいのかという基準・尺度があると便利だなと感じたはずです。
 
そこで、登場するのがファーストエイドの傷病者評価システム。
 
これは日本でもJPTECと呼ばれる救急隊員向けの外傷標準化プログラムでも使われている考え方で、
 
 1.状況評価
 2.初期評価
 3.身体検査
 
と優先順位で分けて3段階の評価をして、傷病者の問題を見つけ、対処をしていくという方法です。
 
この考え方は、アメリカ心臓協会(AHA)の小児二次救命処置のPALSプロバイダーコースやPEARSプロバイダーコースでも取り入れられていますが、BLSやACLSには含まれていません。
 
でも、これを知っているのと知らないのとでは、実践力が全然違うはずです。
 
 
そんなところを皆さんに感じていただけたのではないでしょうか?
 
 
今回初めての取り組みでしたが、方向性としては大成功だったと思います。
 
今後カリキュラムを練り上げて、BLS横浜のオリジナルプログラムとして正式リリースにもって行きたいと思っています。


無料勉強会「ファーストエイド原論」「傷病者初期評価」のお知らせ

急遽決まった話なのですが、12月26日(土)夕方17:30頃から横浜市内で、BLS/ファーストエイド勉強会を開催します。

今回のテーマは、「ファーストエイド原論」「傷病者初期評価」です。

市民向けの救急法講習では、心肺蘇生(CPR)や、急病やケガの応急処置(ファーストエイド)など、「○○のときはこう対処する」という具体的なことは教わりますが、それは問題の原因が○○と判明しているときにのみ有効です。

たとえば町中に倒れている人を発見した場合、意識がなく、呼吸がなければ、即通報、CPR開始とやることは決まっていますが、そうでない場合、どうしたらいいのかと考えると結構難しいです。

呼吸があれば、とりあえず最悪の緊急事態ではありませんから、119番通報して、救急隊がくるまで、様子を見るというのが正解ですが、その待っている間にもなにかできることはないかと考えてしまいます。

BLSは機械的に体を動かせばいいのですが、それ以外のファーストエイドとなると傷病者の状態を観察し、何が問題かを見つけ出す知識とテクニックが必要です。

応急処置に入るのはその後の問題で、実はこの問題点を見つけ出す方法というのがもっとも大切です。なのにあまり体系的には教えられていない部分なのです。

たとえば、バイク事故に遭遇したとします。はね飛ばされた青年が地面に倒れ、苦しそうにうめいています。よく見ると腕がヘンな方向に曲がっていて、明らかに骨折しています。

こんな状況に遭遇した場合、どう対応したらいいでしょう?

もし骨折の処置しか教わっていないと、折れた腕に目が向いてしまうことと思います。

しかし腕の骨折以上に重大な問題はないでしょうか?

実はこうしたケースの場合、腕の骨折より注意して接しなければならないのは、はね飛ばされたことによって脊椎を痛めていないかという点です。

骨折によって命を落としたり、深刻な後遺症が残ることはほとんどありませんが、脊椎損傷は下半身不随になったり、大きな後遺症を残す可能性があります。

つまり、応急処置は目先の目立つ問題だけではなく、命に関わる深刻な問題から優先順位つけて観察し、対処していく必要があるのです。

そのために必要なのは、緊急事態に直面したら、どう考えて何を観察し、どう対処していくのか、という体系的な知識が必要です。

それが、冒頭に書いた「ファーストエイド原論」ということの意味です。

その原則的な大枠の考えを知らないと、救急法で学ぶ各論的な知識や技術は十分に活かされません。

もし、これまで救急法や心肺蘇生法の訓練を受けても、いまいち自信が持てないというのは、この最初のアプローチが十分に教えられていなかった結果なのではないでしょうか?

そこで本当に使えるBLS/ファーストエイド技術を身につけるために必要な、ファーストエイド原論、ならびに傷病者初期評価テクニックに関して、みんなで理解を深めようという勉強会を開催します。

興味がある方は、メール送信フォーム よりご連絡ください。

「ファーストエイド原論」「傷病者初期評価」勉強会
日時:12月26日(土)夕方17:30頃~1時間半程度
場所:横浜市内 京浜急行沿線沿い(詳細はメールにてお伝えします)
費用:無料
条件:BLSならびにファーストエイドの基礎知識のある方(資格有無は問いません)

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ファミリー&フレンズCPR+ファーストエイドforチルドレン

先日、無事にハートセイバーAEDコース、ヘルスケアプロバイダーコース、ファミリー&フレンズ・ファーストエイド、ファミリー&フレンズCPRの集中コースが終了しました。
 
受講された皆さま、お疲れさまでした。
 
 
今回は初めて東京都内での公募コースを行ってみましたが、横浜開催に比べて受講者の傾向が違うのかなという印象がありました。
 
横浜での開催では、医療者向けのBLSヘルスケアプロバイダーコースはあまり人気がなく、有料の会場では最少催行人数に達せず、中止になるパターンが続出していました。
 
それに対して市民向けのハートセイバーAEDコースはキャンセル待ちが出るほどの人気。
 
 
これがなぜか東京では完全に逆転しました。
 
たまたまなのかもしれませんが、主催する側としては少し気になるところです。
 
 
さて、今回公募コースとしてははじめて開催したファミリー&フレンズCPRと同ファーストエイドコースですが、義務のない市民向けプログラムとして侮ることなかれ。
 
ファミリー&フレンズCPRは、ファシリテーションの仕方にもよりますが、マネキンと受講者を1:1で開催した場合、CPRの練習量はヘルスケアプロバイダーコースより多いかもしれません。
 
理屈を云々せず、大事な部分だけをピンポイントで練習してとにかく練習をさせますので、運動量は相当のもの。インストラクタークラスの人が受講しても、結構骨太に感じるようです。
 
ヘルスケアプロバイダーコースやハートセイバーコースと違い、公的な資格を認定するものではありませんから、教え方や教える「深さ」も受講者に合わせて自由にアレンジできます。場合によってはヘルスケアプロバイダーコース以上のこだわりのコース展開をすることも可能。
 
癖のないシンプルなコースだけに、このファミリー&フレンズCPRのDVDをベースにして様々な場面に応用したコース展開ができて、とても料理のしがいのあるすばらしいコースだと思います。
 
ファミリー&フレンズ・ファーストエイドforチルドレンも同じで、両方を合わせて独自に料理をすることでより実践的で魅力的なコース展開が出来そうです。
 
今回の反省や皆さまからの意見も取り込みつつ、次回開催につなげていきたいと思います。

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12月12日,13日、東京茗荷谷AHA-BLS集中コース

12月12日(土)と13日(日)に東京都内、茗荷谷で開催予定の集中コースですが、おかげさまでBLSヘルスケアプロバイダーコースはまもなく定員に達します。

次回の開催はまだ決定していませんが、1月後半以降に横浜での開催になります。

また主催は異なりますが、同じ東京・茗荷谷で12月19日にAMR-JAPANのBLSヘルスケアプロバイダーコースがあります。こちらもアメリカ本国のUSカードが発行されるコースです。

ハートセイバーAEDコースは、受講枠にまだ余裕があります。

引き続き受講者、大募集です。

3月にハワイで開催US-BLSインストラクターコースが開催されますが、その受講要件としてHearsaver CPRもしくはHeartsaver AED資格が必須となります。

日本ではハートセイバーAEDコースはあまり開催されていませんので、USインストラクター資格取得を考えの方も、この機会にぜひ受講ください。

12月13日(日)ファミリー&フレンズ CPR+ファーストエイド for チルドレンは日本初開催なのですが、受講枠はまだまだ空いています。
AHAで小児ファーストエイドを扱ったコースは、これが唯一になります。

心肺蘇生以外の応急手当を知りたい方、ぜひどうぞ。

申し込みは、BLS-AED.net横浜ホームページより受け付けています。

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家庭用CPR・AED学習キット「ミニアン」

CPR・AED学習キット「ミニアン」
 
風船のようにふくらませて使用する家庭用の心肺蘇生法練習キット、ミニアンが段ボールでどさっと届きました。
 
風船のようにふくらませて使用する簡易マネキンの他、家庭のテレビとDVDプレイヤーを使って「見ながら練習」を行えるDVD教材などがセットされた画期的なセットです。
 
今度、このミニアンを使ったマストレーニングの心肺蘇生法講習を計画しています。
 
受講者全員にこの練習キットを配って、その場でマネキンをふくらませて、数十人同時に心肺蘇生法の練習を行う予定です。
 
キットには、自習用のDVDがついてますので、講習が終わったら自宅に持って帰ってもらって、家族に伝達講習。
 
興味がある友達にも気軽に体験・練習してもらえます。
 
心肺蘇生法普及の起爆剤になり得るミニアン、その活躍が楽しみです。
 
普通に買うと約5千円。
 
これまで講習会場に行かなければ練習できなかった心肺蘇生法が、この値段でいつでもどこでもできるというのは、すごい時代になったものだと思います。


「元気」が大事、BLSインストラクター

3ヶ月ぶりのAHA BLSインストラクターコースを開催しました。
 
今回、受講してくれたBLSインストラクター候補者は6名。
 
日本救急医学会の二次救命処置ICLSインストラクター資格を持っている方や、ライフセイバーとして日頃から救命処置を指導している方など。
 
日頃からBLS(CPR+AED)を教え慣れている方にとって、AHAのBLSインストラクターコースは、斬新に映るようです。
 
アメリカ心臓協会のインストラクターは、インストラクター(指導者)というよりは、実はファシリテーター。
 
教えよう、という思いが強い人には実は向きません。
 
学んでほしい、というスタンスが本質だからです。
 
 
蘇生教育経験者にとっては、このあたりの気持ちの切り替えが難しいところかもしれません。
 
 
昨日のBLSインストラクターコースを進めるうちに、私自身が気づいたのは、BLSインストラクターにとって一番重要なのは、実は「元気」なんじゃないかなという点。
 
ビデオ教材を使って受講者が学習をするのをうまく乗せてあげる、後押し。それがなにより大事です。
 
ビデオ教材に合わせて練習することで学ぶというサイクルにうまく乗せてあげれば、学習者は自ら学んでいきます。
 
そこまで誘導していくためには、元気な励ましと勢いづけが大切。
 
それができなければ、いくら蘇生サイエンスに対する知識があっても意味がありません。
 
 
そんな本質が伝わったかどうかは、後日控えているモニター試験が楽しみです。


キャビンアテンダントと心肺蘇生AED講習

アメリカと違い、日本では心肺蘇生(CPR)講習の受講義務がある職種はきわめて限られますが、その中でも古くから知られていたのが、キャビンアテンダント、いわゆるスチュワーデスさんです。

キャビンアテンダント、略してCA、フライトアテンダントとも呼ばれることもある航空機の客室乗務員。

女性にとって人気の職業であるキャビンアテンダントには、航空会社へ就職情報をまとめた専門雑誌もあったりします。

そうしたキャビンアテンダント志望者専門雑誌の求人情報などを見ていると気づくのが、CAの必須スキル/資格として心肺蘇生法が挙げられている点です。

中でも、日本赤十字社が定める救急法救急員資格の取得を推奨するような記述が目立ちます。

日本赤十字社の救急法救急員は、ある意味、日本の救急法教育の中では、その守備範囲の広さと深さではトップクラスの講習であると思います。

資格取得には24時間(通常3日)の受講と、修了検定(実技試験と筆記試験)に合格する必要があります。

そういった意味では、日本最高峰なのですが、残念ながら、日赤救急法救急員資格は日本国内限定であることはあまり知られていません。

赤十字というからには、世界中で通用しそうな気がしますが、基本的には各国赤十字は横のつながりはありません。また全体を統括するような仕組みもありませんので、日本赤十字は日本独自の救急法を教え、日本国内で有効の修了証を発行しているに過ぎません。

キャビンアテンダントでも、国内線専門であればそれでもいいのかもしれませんが、国際線の客室乗務員になる場合、救急法に関しても、世界水準のものが望ましいのは言うまでもありません。

日本では誰でもAEDを使うことができますが、そんな自由な国は世界でも珍しく、アメリカも含め、公式なAED講習修了証を持った人以外はAEDを使ってはいけないという国の方が多いかもしれません。

そう考えると、日本国内で取得できて、国際的に通用するCPRとAEDに関するサティフィケイト(certificate)というのは、非常に限られてきます。

代表的な資格は、次の二つでしょう。


 ・American Heart Association/ Heatsaver AED Course

 ・Medic First Aid/ Care plus CPR AED

どちらも、航空会社の客室乗務員向け研修プログラムとして採用されて来た実績をもつ本格的な蘇生教育コースです。

特に、BLS横浜でも開催している、アメリカン・ハートアソシエーションのハートセイバーAEDコースは、日本で初めて医師以外にAED使用が認められたときに日本航空(JAL)が採用したコースとしても知られています。(当時、日本ではAED使用方を教えられる人材がいなかったため、JALではアメリカに職員看護師を派遣してアメリカ心臓協会AHAのBLSインストラクター資格を取らせて、職員研修を行っていました)

教育学的な成人学習手法に基づいて作られた教育プログラムもさることながら、やはり蘇生科学の国際的権威であるアメリカン・ハートアソシエーション(アメリカ心臓協会)の英文の公認修了カードというのがフライトアテンダントにとっては最大の武器となることでしょう。

AHAの修了カードは英文表記のため、一般企業などでは就職などのために提示してもなかなか内容が伝わらないこともあったりしますが、その点、外資系企業や世界を相手にする航空会社では英文修了カードは強みでしょう。

今回、こんなことを書いてみたのは、BLS横浜として公募でハートセイバーAEDコースを開催してみると、キャビンアテンダント客室乗務員を目指すという学生さんの受講が多いことに気づいたからです。

やはりこうした日本ではまだ浸透していないグローバルスタンダードな視点に目を向けるのは、視野が世界に向いた人たちなのでしょう。

ハートセイバーAEDコースは、日本では開催されることがあまり多くありません。しかし需要はそこそこあるようです。そうした隠れた要望に応えるため、BLS横浜は東京23区内や神奈川県内でハートセイバーAEDコースをレギュラー開催していきたいと思います。

とりあえず、次回開催は、12月12日(土)、東京都文京区の茗荷谷駅(池袋から2駅)での開催予定です。