エピペン®&小児BLS(一次救命処置)講習
BLS横浜では、日本で学校教職員にエピペン®注射が認められるようになった平成16年以前から、北米のファーストエイド講習の一環としてエピペン®指導を行っていました。
ファーストエイドの視点でエピペン講習を考えたら、注射をしたらお終いというわけにはいきません。エピペン注射が必要な状況はまさに生命危機状態であり、それは心肺停止と隣り合わせの極めて危険な状況だからです。
エピペン注射をする人は、その頭の中に常に最悪の事態である心停止への移行が想定されていなければなりません。
エピペン講習&小児心肺蘇生法
エピペン講習ではなく、ファーストエイド講習の一部
エピペン®講習というと、エピペン®注射の仕方を教えるだけに特化されがちですが、しかし、本来は重度なアレルギー反応という緊急事態に対するファーストエイド対応として、より広い概念で捉えることが重要です。
そこでBLS横浜が提唱しているのが、エピペン®&小児BLS講習です。
エピペン®&小児BLS講習では、エピペン®注射の方法・やり方にとどまらず、心停止の一歩手前とも言える生命危機状態の観察のポイントや、エピペンがなかった場合のアナフィラキシー症状とアナフィラキシー・ショックへの対応、さらには注射後に救急隊に引き継ぐまでのポイントも学びます。
さらには、最悪の事態とも言える心肺停止に陥ってしまった対応までを、シミュレーション訓練を通して一連の流れとして学べる総合小児研修とも言える画期的なプログラムです。