AHAハートセイバー・ファーストエイド&CPR AEDコース
学校教職員や保育士、キャビンアテンダント、警察官や警備員などの保安職員、スポーツインストラクター/トレーナーなどが受講対象となります。
ハートセイバー・シリーズには下記の種類があります。
- ハートセイバーCPR AED
- ハートセイバー・ファーストエイド
- Heartsaver® Pediatric First Aid CPR AED【小児ファーストエイド CPR AED】
- Heartsaver® Bloodborn Pathogense【血液媒介病原体】
救護義務がある市民救助者のための米国法定講習
いずれも、アメリカ合衆国労務省の連邦職業安全衛生局(Occupational Safety and Health Administration:OSHA)の定めにより作られた米国法定講習です。2年間有効の英文サティフィケイト(資格証)が発行されます。
職業上の責務がある立場での救護・救命という点で、視点の置き方や、安全・感染対策が日本国内の救命講習とは異なるのが特徴です。
外資系企業や米国スポーツ指導員資格取得に必要とされる方以外でも、学校教職員や警備員、福祉施設職員、キャビンアテンダント、ヨガインストラクターなど、責務を伴うハイエンドな救護を学びたい人には最適です。
1.ハートセイバーCPR AED
一般的な救命講習とは異なり、人工呼吸はフェイスシールドや口対口ではなく、ポケットマスクと呼ばれる医療機器承認を受けた本格的な感染防護具を使用します。
職業人として責任のある立場での心肺蘇生法では、人工呼吸の省略は推奨されていません。安心して着実に人工呼吸を行える方法を身に着けます。
成人傷病者の心肺蘇生法とAED、窒息解除法が標準で、小児(1歳~思春期未満)、乳児(1歳未満)への救命法はオプションとなっています。公募講習の場合は、オプションの有無にご注意ください。
ポケットマスクは町中の AED と一緒に配備されていることがあります(例:羽田空港)
ハートセイバーCPR AED 講習開催予定
2.ハートセイバー・ファーストエイド
心肺蘇生法以外のケガや急病への対応を学ぶプログラムです。心肺蘇生法は万が一の備えなのに対して、ファーストエイドは日常生活の困った事態への対応を身につけるという点で、普段使いできる生活の知恵とも言えます。
米国労働法規で規定されたファーストエイド・プロバイダー認定のための講習です。修了すると2年間有効のファーストエイド・プロバイダー資格が発行されます。
ハートセイバー・ファーストエイド 講習開催予定
3.Heartsaver® Bloodborn Pathogense【血液媒介病原体】
米国では、人の血液に触れる可能性がある職業人に対して血液感染対策講習の受講が義務付けられています。
例えば、理容師、清掃員、検査機関職員、アートメイク施術者、タトゥーアーティスト、エンバーマー(葬祭業者)などです。
日本語化されていないプログラムですが、日本の置いても医療者以外が血液感染対策を学ぶ意義はあります。特に応急救護を学ぶ人には必須の知識とも言えます。
英語版しかありませんが、BLS横浜では、独自の日本語補助教材を用いて講習展開しています。詳細は BLS横浜ホームページ をご覧ください。
ハートセイバー血液媒介感染病原体コース開催予定
4.Heartsaver® Pediatric First Aid CPR AED【小児ファーストエイド CPR AED】
ハートセイバー・ファーストエイドCPR AEDコースは、成人傷病者への対応を学ぶプログラムです。それに対してこの小児ファーストエイドCPR AEDは、学校教職員や養護教諭、保育士、児童施設職員など、チャイルドケアの専門家向けに作られた子どもの緊急事態対応を学ぶプログラムです。
残念ながら、日本語化されていないため、BLS横浜では英語DVDに日本語で解説を加える形で展開しています。詳細は BLS横浜ホームページ をご覧ください。