最近、救命法普及のためのPR戦略について、よくお問い合わせをいただきます。
なかなか一言で説明できるものではないのですが、参考までBLS横浜の活動方針とやり方を中心に書いてみようと思います。
BLS横浜の啓蒙活動や、講習会の告知、申し込みはほぼ完全にインターネットで行っています。
これはスタッフがすべて本業の傍らで活動しており、電話対応ができないためです。専任の事務員はいません。
そこで、ホームページ、ブログ、facebook、Twitterを使って情報発信し、メールを中心にやり取りをし、ホームページで申し込み受付をしています。
この方法は、初期投資もほとんどなく、誰でも始められて、やり方しだいでは効果が大きいのが最大のメリットですが、最大の欠点は、インターネットを利用していない人には、まったくアプローチできないという点です。
地元、横浜では、消防の外郭団体が普通救命講習を積極的に開催していて、市の広報などで告知、電話で申し込みを受けていますが、そちらとはきっと受講者層がまったく違っているはずです。
BLS横浜の講習では就労年齢以上の方の参加はほとんどありません。
また、インターネットのみでの告知の問題点は、「関心がある人の目にしか触れない」、ということです。
市や県の広報に載ったり、チラシを配る、など、不特定多数へのPRを行わない限りは、この点、限界があるでしょう。
この点をある程度カバーする方法として、誰でもすぐにできるのは、公民館やボランティアセンターなどにチラシをおいてもらったり、掲示を行うという方法です。
このように、活動をPRしたい対象群に合わせて、宣伝戦略を考え、最適化していくことは必要です。
次回、BLS横浜が力を入れているインターネットを活用したPR法について、もう少し詳しく説明しようと思います。