業務としての市民救急

BLS(心肺蘇生法)

心肺蘇生法講習は、胸骨圧迫開始判断がいちばん難しい

心肺蘇生法を実施する上で、いちばん難しいのは、心停止の認識、つまり心肺蘇生が必要だと判断し、胸骨圧迫を始めると決断することです。例えば、こちらの 保育園での死亡事故報告書 では、おそらく接触時から心停… (see more)
小児救急

バッグバルブマスクは医療従事者でないと使えないってホント?

コロナ禍を経験した私たち。家族以外の第三者に対して、人工呼吸を安全に行うにはバッグバルブマスクしかないということを学んだわけですが 「市民救助者がバッグマスクを使ってはいけない」 という声はいまだ珍し… (see more)
業務としての市民救急

消防庁の普通救命講習の限界とその先(提言)

SNS で消防の救命講習の限界について話題になっていました。最近はやってませんが、以前はBLS横浜でも横浜市消防長公認の普通救命講習を公募で開催していたことがあります。消防長の公印が入ったプラスチック… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

人工呼吸よりAED? 子どものプール溺水事故検証報告書の不自然さ

2024年1月10日付で、放課後児童クラブ管理下で起きた子どもの溺水事故の検証報告書が公開されました。長浜市民間放課後児童クラブの屋外活動におけるプール事故検証報告書事故から学べるポイントはいくつもあ… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

心肺蘇生法講習 指導に「厳しさ」は必要か?

今日の話題は、救命講習に厳しさが必要か、という点です。2000年に蘇生法の国際基準ができる前までは、「そんなのじゃ助けられませんよ! 殺す気ですか?」みたいな恫喝的な厳しい指導が珍しくありませんでした… (see more)
業務としての市民救急

業務用の市民救命講習、一般市民向けとなにが違う?

BLS横浜は、一般市民向けから医師向けまで、幅広いレンジで心肺蘇生法の研修・講習を行っていますが、特に力を入れているのが「業務用の市民向け救命講習」です。医療従事者以外の方ということで市民と表現してい… (see more)
業務としての市民救急

バッグマスク人工呼吸における過換気の弊害に関する考察

とある中学校でAEDと一緒にバッグバルブマスクが用意されているのを見つけた、というSNSの投稿をきっかけに「過換気になるから危険」というニュアンスの意見を見ました。人工呼吸の弊害として、空気の入れすぎ… (see more)
業務としての市民救急

応急救護、免責されるのは「法的に義務のない第三者」

「失敗したら訴えられませんか?」救命講習でのそんな質問。一般市民なら「ハイ大丈夫です」ですが、学校教職員、介護職員、保育士、スポーツ指導者などは、その限りではありません。
子どもの安全(小児蘇生)

保育園ではAEDは不要?

呼吸原性心停止が多いとされる子どもの救命。「ショック不要」が想定されるAEDの扱いについて、蘇生科学と法的問題を含めた組織リスクマネージメントの視点で考察しました。
子どもの安全(小児蘇生)

保育・学校での死亡事故対応の実際 〜調査報告書から学ぶ

小学校や幼稚園での救命講習で足りないのはリアリティ。実際の事故検証報告書を読むことで現場のリアルに少し近づけます。ぜひ報告書を読み、職員で意見交換をすることを強くお勧めします。
子どもの安全(小児蘇生)

withコロナ時代の救命講習(市民小児編)-人工呼吸をどうするか?

コロナ渦で人工呼吸練習ができなくなっている昨今。子どもの救命に必要な人工呼吸を救命講習でどう伝えたら良いのか?
業務としての市民救急

救命講習を受けても「できる」ようにはならない その理由

残念ながら一般的な救命講習は「現場で実践できる」ことを想定したトレーニングではありません。教育工学の教材設計の視点で考察しました。
ファーストエイド

体育中に鉄棒から落ち重度まひ 男性と両親が福井県を提訴

学校での応急救護を巡る裁判のニュースがありました。(福井新聞 2019年12月30日)鉄棒からの転落、動けない状態で頚椎損傷の可能性があったのに、「無理に体を起こした、首をもんだ、頭部を固定をせずに搬… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

パルスオキシメーターでは、呼吸の有無はわからない

心臓が動いていても呼吸が停まっていることはあります。生命兆候としてパルスオキシメーターをつける前に目視で呼吸の有無を確認することは重要です。誤判断を誘発する可能性、不慣れな人は器具を使わない方がいいかもしれません。
BLS(心肺蘇生法)

質の高い人工呼吸とは【救急蘇生】

溺水や子どもの救命で欠かせない人工呼吸。ただ空気が入ればいいというものでもありません。蘇生効果を上げるための質の高い人工呼吸のポイントとその指導法をまとめました。
BLS(心肺蘇生法)

意識・呼吸がある人には、AEDを使わない

ファーストエイド講習や、エピペン講習のシミュレーションでしばしば見受けられる場面ですが、「あなた119番! あなたAED!」というお決まりの台詞のあと、AEDが到着すると、苦しがっている模擬傷病者に対… (see more)
ファーストエイド

救急対応における記録の重要性

一般市民向けの救命講習と、救護責任がある人向けの救命講習が一緒ではいけないポイントは多々ありますが、今日は「記録」について取り上げます。BLS横浜の業務プロバイダー向け講習、例えばBLSプロバイダーコ… (see more)
子どもの安全(小児蘇生)

現実を考えたら、人工呼吸はやっぱりポケットマスク

子どもの心肺蘇生や、水辺の救命を考えたら、人工呼吸は必須で欠かすことのできないものです。そのため保育園での救命講習では人工呼吸練習に重点を置いた講習展開をするのですが、そこで使うのは、ポケットマスクで… (see more)
業務としての市民救急

市民が行う応急的に行う医行為ーそのリスクの比較

もともと市民向けの救急法の中には、医療行為は含まれない、というのが原則でした。しかし、気づけば今はがっつりと医行為が入り込んできています。除細動(AED)アドレナリン筋肉注射(エピペン®)緊縛止血(タ… (see more)
業務としての市民救急

中学校での心停止事案、人工呼吸を巡る裁判

中学校での心停止事案で人工呼吸をしなかったことの過失を問う訴訟の報道がありました。診療所での判例では子どもの救命処置に人工呼吸は義務付けられているとの判断がされたケースがありましたが、中学3年生、学校教職員の対応ということで今回はどう判断されるのでしょうか?
BLS(心肺蘇生法)

蘇生現場でポケットマスクを使った後の洗浄・消毒

人工呼吸用感染防護具ポケットマスクを実際の傷病者に使ったあとの洗浄と消毒、また交換部品についてまとめました。
子どもの安全(小児蘇生)

「エピペン&小児BLS」講習は応用力を鍛えるプログラム

BLS横浜が独自開発した「エピペン&小児BLS」講習は、単なるテクニカルスキルを学ぶ技術講習ではありません。エピペン注射とBLS(心肺蘇生法)の間をつなぐのは、「観察スキル」です。緊急時の観察テクニックを学ぶことで、悪化の状態を先読みして、その必然としてCPRを組み入れたファーストエイドの根本を学べる講習です。
BLS(心肺蘇生法)

幼稚園の救命講習 親向けと教職員向けの違い

先日、横浜市内の幼稚園で親御さん向けに「子どもと赤ちゃんの救急蘇生法」講習を開催させていただきましたが、同園では去年8月に教職員向けの「小児BLS&エピペン研修」を開催しました。小児マネキンを使って、… (see more)
ファーストエイド

幼稚園での「小児BLS&エピペン」研修

先日、幼稚園で「小児BLS&エピペン」研修を担当させていただきました。園の教職員ほぼすべての20名が参加してくださり、小児マネキンとポケットマスクを使った子どもの蘇生法とエピペンで2時間半で。施設内の… (see more)
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