救命蘇生教育

BLS(心肺蘇生法)

心肺蘇生法講習は、胸骨圧迫開始判断がいちばん難しい

心肺蘇生法を実施する上で、いちばん難しいのは、心停止の認識、つまり心肺蘇生が必要だと判断し、胸骨圧迫を始めると決断することです。例えば、こちらの 保育園での死亡事故報告書 では、おそらく接触時から心停… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

階段の踊り場でBLS講習のシミュレーション

先日、ご依頼をいただき出張で開催したBLSプロバイダーコースでの一コマです。AHA-BLSプロバイダーコースでは、チーム連携のトレーニングとして、3〜6名で10分間のCPRを行い、蘇生率に直結すると言… (see more)
小児救急

窒息で気を失ったら心停止?心肺蘇生法!? 教育指導が誘うミスリード

幼稚園や保育園、介護施設などで絶えないのが窒息事故。それも死亡や重度な後遺症が残ったケースの報道は珍しくありません。特に去年は窒息解除法が大きなテーマとなった1年でした。なにもしなかったわけではないの… (see more)
業務としての市民救急

消防庁の普通救命講習の限界とその先(提言)

SNS で消防の救命講習の限界について話題になっていました。最近はやってませんが、以前はBLS横浜でも横浜市消防長公認の普通救命講習を公募で開催していたことがあります。消防長の公印が入ったプラスチック… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

日本では市民のAED使用率が低い、というのは本当?

心肺蘇生法の普及活動している人はよく言います。日本ではAEDの周知徹底が足りない。特にAEDの市民の使用率が低いのは問題だと。つい最近もそんな論調の意見・記事がありました。記事の中では「AEDの使用率… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

「あなたAED使えますか?」 謎の問いかけの意味を考えた

市民向け/医療者向けを問わず、救命講習やBLS講習の練習場面で「AEDを持ってきました!」となると、「あなたAED使えますか?」と言う方が、少なからずいらっしゃいます。以前、どこかの救命講習で教え込ま… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

救急の基本は【A-B-C】。C-A-Bではありません

救急の基本は、昔も今もA-B-Cです。なにも変わっていません。2010年以降、C-A-B と言われることが多くなりましたが、これはあくまでも心肺蘇生法(BLS/CPR)の開始手順の話であって、救急の概… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

救命処置とAED 女性への配慮 米国の場合

アメリカ心臓協会が2022年8月に公開した動画です。おやっと思ったに違いありません。倒れている傷病者が女性、なのです。ありそうでなかったこの光景。救命処置に関する国際コンセンサスでも2020年以降、女… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

AEDの使用条件:「すでに胸骨圧迫を受けている人」

救命に関するマスコミ報道を見ていると、記者も含めてみんな勘違いしているようです。すでに修正していただけましたのでメディア名は出しませんが、市民が行った救命処置に関する報道でこんな記載をしている記事を見… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

心肺蘇生法講習 指導に「厳しさ」は必要か?

今日の話題は、救命講習に厳しさが必要か、という点です。2000年に蘇生法の国際基準ができる前までは、「そんなのじゃ助けられませんよ! 殺す気ですか?」みたいな恫喝的な厳しい指導が珍しくありませんでした… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

歯科医院の救命講習は、バイタルサイン評価と酸素が標準

歯科における外来環を想定した救命研修のあり方について書き起こしてみました。救命研修にバイタルサインデータと酸素投与をいかに組み込むか?
BLS(心肺蘇生法)

心停止の判断に迷う必要はない

動いている心臓に対して胸骨圧迫をしてはいけないと思っている方が多いようですが、実際のところ動いている心臓への胸骨圧迫は割と普通に行われています。
BLS(心肺蘇生法)

AEDを貼るかどうか迷ったら考えること

AEDを貼るかどうか迷う…そんなご質問をよくいただきます。駅で倒れたのは女性!公衆の面前で服をはだけてしまっていいのか? 痴漢と思われないか? あとで訴えられないか?そんなことをイメージしての質問が多… (see more)
業務としての市民救急

業務用の市民救命講習、一般市民向けとなにが違う?

BLS横浜は、一般市民向けから医師向けまで、幅広いレンジで心肺蘇生法の研修・講習を行っていますが、特に力を入れているのが「業務用の市民向け救命講習」です。医療従事者以外の方ということで市民と表現してい… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

ハロウィン雑踏事故 圧迫による死亡の原因は窒息。AEDは?

圧迫死の救命処置についての考察。圧迫による死因を理解すれば何を優先すべきかは見えてきます。AEDを装着しなかったことは大きな問題だったのでしょうか? この場合の救命の要は?
BLS(心肺蘇生法)

救命技能の追加トレーニングを新設ーBLSブーストコース

BLSプロバイダーコースを受講した人のための手軽な追加トレーニング講習を作りました。高頻度訓練が技術維持のポイント、30分から1時間で技術をブラッシュアップ。BLS横浜受講者は無料です。
救命法普及と実行の方略

迷ったら胸を押せ、押しながら顔を見ろ!

心肺蘇生法の講習では、「疑わしければ胸を押せ」と伝えています。呼吸があるのかないのか? 死戦期呼吸じゃないのか?この判断は非常に迷うため、特に市民向け救命講習では、10秒以内に正常な呼吸をしていると確… (see more)
救命法普及と実行の方略

愛と勇気? いいえ、練習と自信です。

愛と勇気を前面に打ち出した救命講習は、素人向けの普及啓発のためのもの。業務として救護対応責務がある職業人向けには適していません。難しいからやらなくていい、ではなく、難しいからこそきちんと時間をかけてトレーニングをするのです。
BLS(心肺蘇生法)

ついに日本でも認可された全自動「オートショックAED」とその指導法

ボタンを押さなくても自動で電気ショックが実行されるフルオート式AEDが2021年7月に日本で初認可。これを踏まえて厚労省から救命講習指導法を変えるように通達が出されています。解説しました。
指導員養成と教育工学

経験学習 デブリーフィングのコツ

シミュレーション学習は、1.やってみる2.振り返る(内省)の2つのステップで構成されています。やってみて、うまくできたら、「よくできましたね」と、試験合格みたいな雰囲気で終わってしまう場合がありますが… (see more)
指導員養成と教育工学

「窒息解除に掃除機はNG」を文脈学習で納得してもらう

救命講習を開催していると、うんざりするくらいに聞かれるのが「掃除機で吸引するのはどうなんですか?」という質問。これは市民向け救命講習だけではなく、医療従事者向けのBLS講習でもよく尋ねられる定番の質問… (see more)
業務としての市民救急

救命講習を受けても「できる」ようにはならない その理由

残念ながら一般的な救命講習は「現場で実践できる」ことを想定したトレーニングではありません。教育工学の教材設計の視点で考察しました。
BLS(心肺蘇生法)

救命講習|マネキンの洗浄・消毒法

新型コロナウィルスの関係で、日本の救命講習の多くが開催見合わせとなっているようですね。1体のマネキンに対して、複数人が呼気吹き込み練習を行う心肺蘇生法トレーニング。ふつうに考えてリスクが高いといえると… (see more)
BLS(心肺蘇生法)

胸骨圧迫だけで助かったとしたら、なぜ?

先日、埼玉で路上で 救命処置をしてくれた看護師を探しているというニュース がありましたが、本日の報道によると、看護師さん、見つかったみたいですね。職場でそのニュースのことが噂になっていて、自分が探され… (see more)
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