今年、2025年は JRC 蘇生ガイドラインならびに AHA ECC プログラム教材刷新の年です。
新しいガイドライン発表予定日と、その後の AHA コース教材刷新予定についてまとめました。
ただし AHA コース教材、特に日本語版の発売日は遅れるのが常。いちおう現時点での AHA 公式アナウンスの内容ということでお伝えします。
AHA 蘇生ガイドライン2025発表日
AHA 蘇生ガイドライン2025発表日
2025年10月22日(米国ダラス時間)
実は米国 AHA 蘇生ガイドラインは、今は都度改定になっており、1-2年ごとに部分的にちょこちょこと改定されています。これらの変更をまとめて成書として出版されるのが10月22日となっています。
ちなみに、日本蘇生協議会 JRC 蘇生ガイドライン2025は、引き続き5年毎の改定。この発表日は現時点、下記のようにアナウンスされています。
JRC蘇生ガイドライン2025」は、今年2025年秋にホームページ上でWeb版(パブリックコメント版)が公開予定、来年2026年春に書籍版(最終版)が医学書院さんから発刊予定、です。
これまでは、アメリカ心臓協会 AHA やヨーロッパ蘇生協議会 ERC の情報解禁日に合わせて発表日を設定していましたが、結局毎回間に合わなかったという事情からか、今回は「秋」というざっくりした表現となっているのかもしれません。
AHA コース教材発売日と、講習内容が切り替わる時期
皆様が気になるのは、AHA-BLS や ACLS などの講習が、いつからG2025版に切り替わるか、というところじゃないでしょうか?
今回は BLS プロバイダーコースの移行が先行することが発表されています。
BLS は HeartCode® BLSのみ 10月22日 日本語教材リリース
日本国内で一般的な完全対面式の BLS プロバイダーコースは廃止され、G2025 からは知識面はオンライン講習で習得後に、対面で実技練習+実技試験(実技パート)というブレンデットスタイルの HeartCode® BLS コースに一本化されます。
このオンライン教材は、10月22日のガイドライン出版と同時に日本語版教材もリリースされる、とアナウンスされています。
インストラクター向けの日本語教材も同時に発表されれば、物理的には即日移行となりますが、実際はインストラクター側の準備や、募集期間などを設ける必要からすると、早くて11月中に新コース(実技パート)が始まるかどうか、という感じだと思います。
10月22日以後も、しばらくは今販売されているG2020版のテキストや映像教材を使っての講習は開催されますが、その中でガイドラインの変更点が加味されたG2025暫定コースとして展開されます。
この暫定コースが許されるのは2026年3月31日まで、となっています。
BLSについては別記事をご参照ください。 → 速報丨対面型 AHA-BLS コースが2026年4月で廃止に
ACLS/PALS プロバイダーコース
ACLS と PALS 教材は、英語版は10月22日に発表されるようですが、映像教材やインストラクターマニュアルまで含めて同日に揃うかどうかはわかりません。
また日本語教材については10月22日以後とアナウンスされていますので、これは前回のガイドライン改定とほぼ同じ流れなのではないかと思います。
年末から年明けくらいにプロバイダーマニュアルとインストラクターマニュアルの翻訳が完了し、その後、映像教材リリースまではしばらく時間がかかるというパターン。
日本国内での新コースへの移行は、プロバイダーマニュアル、インストラクターマニュアル、映像教材がすべて出揃ってから90日後がデッドラインとなります。
G2025 暫定 コース
それまでの間は、現行のG2020版のテキストと映像教材を用いた講習が継続されます。その場合は、10月22日に発表される暫定資料に基づき、G2025の変更点を加味したG2025暫定コースとして公式開催されます。
恐らく、ですが、ACLSは2026年春くらいまでは、今のG2020版のテキストと映像教材を使った講習が開催可能なのではないかと予想します。
PALSはテキストが分厚く翻訳に時間がかかるため、例年予定を大幅に遅れがち。こちらは夏くらいまではもつんじゃないかと。
PEARS®/ACLS-EP コース
G2020で教材が刷新されなかった PEARS®プロバイダーコース と ACLS-EP コースですが、G2025版が作成されることが発表されています。
ただその日程目処は示されていません。
ACLS や PALS の教材が完成し、日本語版がリリースされたあとの移行になりますので、BLS 横浜でも開催している PEARS® プロバイダーコースに関しては、2026年に入ってからも当面の間はは、現行のテキストとDVD教材での講習開催ができるものと見込んでいます。
特に PEARS® は、人が生きるしくみとバイタルサインという、ある意味普遍的な内容を扱っていますので、今後もサイエンス的に大きく変わることはないだろうと考えています。
PEARS® に関しては、「受講控え」はあまり考えなくて良さそうです。







