携帯用アルコール手指消毒剤・・・ファーストエイド

最近、BLS-AED.net横浜でも開講をはじめたハートセイバー血液媒介病原体コース(Heartsaver Bloodborne Pathogens)コースでは、手袋越しに血液に触れた場合、手袋を外した後で、水道水と石けんできれいに洗いましょうという点を強調しています。
 
医療現場では「一処置一手洗い」が常識になっていて、手をこまめに洗うことが汚染(病原体)を周りに広げないための大事なテクニックとなっています。
 
 
ただ、医療現場では特にそうなのですが、手を洗いたいと思っても水道が近くになくて、「一処置一手洗い」が実践できないというのが悩みの種。
 
 
 
そんなこともあって、最近では流水+石けんの手洗いの代替法として速乾性手指衛生アルコール製剤を使った手指衛生が主流になってきています。
 
 
昨今のインフルエンザ対策で、デパートのトイレや出入り口でも見かけるようになったシャンプーのようなプッシュ容器に入ったアルコール消毒薬、あれです。
 
 
感染対策では世界標準的なアメリカ疾病コントロールセンター(CDC)のガイドラインでも速乾性手指衛生アルコール製剤が推奨されていて、目に見える明らかな汚れがない限り、アルコール消毒は有効とされています。
 
最近になって日本でも携帯できるようなコンパクトなケースに入った手指衛生アルコール製剤が市販されるようになって便利な世の中になってきました。
 
ジェルタイプやスプレータイプ。容器の形状の様々。時代の流れから言っても、きっとこれからもどんどん新商品が出てくるはずです。
 
個人的にいろいろ試していますが、私のもっぱらのお気に入りはアメリカン・ハートアソシエーションのロゴ入りのペンタイプの手指消毒スプレー製剤。
 
aha-hand-sanitizer-spray.jpg
 
ボールペンみたいに胸ポケットにさせるようになっているのがポイント。
 
仕事の白衣に常備。便利です。気になったらいつでもシュッシュッと。
もちろんファーストエイド備品にも入れています。
 
 
去年あたりからアメリカ国内で新発売になった商品で、販売開始当初は日本にも配送してくれていたのですが、アルコール製剤ということもあって、今ではアメリカ合衆国内のみの販売となっています。
 
 
今となっては日本では希少性の高いAHA謹製手指消毒剤スプレー(Antibacterial Hand Sanitizer Spray)ですが、BLS-AED.net横浜では現在約10本の在庫があります。
 
4月に開催予定のハートセイバー血液媒介病原体コースのときに希望者の方には実費で小分けすることも考えています。
 
AHAのロゴ入りで、ファーストエイドコースや血液感染性病原体コースのの受講記念を兼ねた実用品としてプレゼントできるような体制にできるといいのですが、なにぶんアメリカに行かないと買えないので、当面は希望者に特別に小分けするという形にしていきます。
 
 
 


 

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