私たちが開催するAHA-BLS講習について

私たちの活動についてご質問がありましたので、ブログでもコメントさせていただきます。
 
私たちは、主に横浜地域で活動する心肺蘇生法のインストラクターの集合体として「BLS横浜(BLS-AED.net横浜)」という市民団体を形成しています。
 
心肺蘇生法を始め、救急法の普及に興味がある個人が集まって、勉強会を開催したり、普及活動を行っています。
 
いまは蘇生科学の権威であるAmerican Heart Association(アメリカ心臓協会)の公認インストラクター資格を持ったメンバーが多いため、アメリカ心臓協会公認講習会を開催することが多いですが、それ以外にも、まったくオリジナルの講習会(エピペン勉強会、ファーストエイド初期評価勉強会)や、消防庁基準の普通救命講習なども手がけています。
 
 
公認コースを開く場合は、主催となるキーパーソンがいて、その人の個人資格で修了証の発行申請等を行っています。
 
「BLS-AED.net横浜」としては、その運営サポートを行っています。
 
 
 
よくお問い合わせいただくのは、「BLS-AED.net横浜」はアメリカ心臓協会AHAの公認組織なのか? という点です。
 
はい、というのがその答えではありますが、その背景については若干の説明が必要かもしれません。
 
日本には現在、アメリカ心臓協会と契約をしていわゆるAHA公認コースを開催する団体(日本国内組織)が7つあります。
 
そのうち、横浜地区で活動をしているのは次の5つです。
 
・日本医療教授システム学会
・日本BLS協会
・日本ACLS協会
・日本循環器学会
・福井県済生会病院(ACLS横浜)
 
これらの組織は日本国内の独立した法人ですが、アメリカ心臓協会と提携し、日本国内でAHA公認コースを開催するライセンスを受けています。
 
そして大事な点ですが、これらのAHA提携組織は、それぞれが独自にAHAと契約しているため、基本的に横のつながりはない、ということです。
 
ここが、よく誤解されている点です。
 
ですから日本医療教授システム学会に属している「BLS-AED.net横浜」に関して、例えば日本ACLS協会の本部に問い合わせをしても、「そんな団体、知りません」という回答が帰ってきます。
 
反対に私どもに、○○(別系列のトレーニングサイト)で受講したけどカード発送はまだか? と問い合わせをいただいても、お答えのしようがありません。
 
AHAといえばすべて同じ組織と思われがちですが、実は違うのだという点をご理解いただけたらと思います。
 
 
また、私たちは基本的にAHAインストラクターとして、個人で活動しています。
日本では「トレーニングサイト」と呼ばれる活動拠点毎に活動するケースが多いようですが、アメリカではインストラクターは個人で活動するのが一般的です。
 
「BLS-AED.net横浜」は、インストラクター個人の集合体、そして窓口です。コース運営はディレクターと呼ばれるAHAコース開催権を持った個人(複数人いるため同じコースであっても担当者が異なる場合があります)が、AHAインストラクターとして責任を持って開催しています。
 
 
 
 
以上は主に、日本国内のAHA公認組織について書かせていただきましたが、BLS-AED.net横浜には、アメリカ合衆国で資格を取ってきたAHAインストラクターもおり、その場合は、Hawaii Region、American Medical Responseと印字されたアメリカ純正の修了カードを発行しています。
 
日本国内での開催にもかかわらず、Hawaii Regionと書かれた修了カードが発行されるのは、アメリカ合衆国トレーニングセンター所属のインストラクターが日本で出張講習を開催しているから、ということになります。
 
この点は、他の日本国内AHA提携組織は全く関知していないアメリカ国内事情なので、間違って他団体へ問い合わせをした場合、話がかみ合わない点があるかもしれません。
 
 
 
やや複雑な事情になっており、申し訳ありませんが、ご質問がありましたら、メール送信フォームからお寄せください。

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