2010年を振り返って

12月26日の小児救急法フルコース(AHA Heartsaver AED+Family & Friends First Aid for Children)を持ちまして、2010年のBLS-AED.net横浜の講習活動が終了しました。
 
思い返せば、今年は上大岡から横浜にメインの講習会場を移し、仲間のインストラクターも増えて、大きくパワーアップした年でした。
 
テレビ取材を受けたり、なんてこともありました。
 
 
 
2010年中にBLS-AED.net横浜が開催した講習会の延べ回数は、69回。
 
受講者延べ人数は、359名。
 
内訳を見てみると、今年は意外にもACLSプロバイダーコースやPEARSプロバイダーコースなどの二次救命処置プログラム開催が多く、反対に定番だったBLSヘルスケアプロバイダーコースが若干少なめ。
 
またBLSやCPRだけではなく、ファーストエイド系のプログラムが充実していたのが特徴的です。
 
 
日本国内ではBLSヘルスケアプロバイダーコースとACLSプロバイダーコースしか提供していないトレーニングサイトや活動拠点が大半の中、気づけば、BLS-AED.net横浜での開催コースバリエーションでは間違いなく日本一となっていました。
 
BLS for Healthcare Provider
Heartsaver AED
Heartsaver First Aid
Heartsaver Bloodborne Pathogens
Family & Friends CPR
Family & Friends First Aid for Children
ACLS Provider
PALS Provider
PEARS Provider
 
Core Instructor Course
BLS Instructor Course
Heartsaver Instructor Course
 
中でも日本ではBLS-AED.net横浜でしか開催していないのが、ファミリー&フレンズ・ファーストエイドforチルドレン(FF-FA)。
 
今年になって本格稼働をはじめましたが、これが大当たりでした。
 
子どもは心停止になってしまうと予後が悪いため、早めに気づいて心停止に至らせないように予防するのが大事。
 
そういった意味で、子どもの救急法はとても大事なのですが、日本ではなぜか子どものファーストエイドを教えるプログラムがあまりありません。(特に公的団体によるものは)
 
しかし学びたい人は沢山います。そんなところにジャストフィットしたのが、このアメリカ標準のFF-FAでした。
 
 
血液に触れる可能性がある職業の方のための血液媒介病原体対策を学ぶ Heartsaver Bloodborne Pathogens も密かに人気でした。
 
医療従事者以外で、どんな需要があるのだろうと思いながらも開催してみると、思いも寄らぬ職種の方が受講に来てくれたり、また感染対策専門の医師や看護師などからも、高い評価をいただき、日本でも意外と需要があることに驚きでした。
 
 
 
この年末から、BLS-AED.net横浜のAHA講習は、基本的にすべてガイドライン2010対応に切り替わりました。
 
より良い講習提供のために独自に資料を作成したり、ガイドライン2010対応準備がまだまだ忙しい状況ですが、来年度も皆さまの期待に応えて、幅広いジャンルで講習提供していきたいと思っています。
 
2010年は日本で未開催のAHA ECCプログラムの日本導入並びに普及に力を入れた年でしたが、来年はこれらの教育プログラムを通して培ったノウハウを活かして、BLS-AED.net横浜独自の講習プログラムの開発ならびに提供にも力を入れていきたいと思っています。
 
より使える救急対応技術と実践力を目指して、BLS-AED.net横浜はよりクリエイティブに活動展開していきます。


 

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