標準化コースはあくまでも「標準化」コースなのです。
細かいところは抜きにして幹だけを教えるもの。
そうしなければ教えることが多岐にわたり、受講者一人ひとりの違う環境にも対応させるのは事実上不可能。だから標準化して理想的な環境下での原則を教えるのです。
ですから、それだけでは現場では使えないのは、ある意味当然の話。
「ACLS取ってきたのに実際の急変ではなにも出来なかった」
それは、ACLSプロバイダーコースが標準化コースだということを理解していなかった証拠です。
標準化コースでは、幹だけで枝を教えることはできない。しかし現場でのパフォーマンスには枝も必要なのです。
その枝はどこで学べるかー?それは現場でしかあり得ません。実際の職場環境の中でどうパフォーマンスを発揮するかは現場でのシミュレーション訓練によるものなのです。