薬剤投与の指示量 mgとml

アナフィラキシー・ショック時の救急処置はアドレナリン0.3mg(大人の場合)の筋肉注射。
 
これを自動的に簡単にできるようにしたのがエピペン(成人用)です。
 
アドレナリンという薬剤は商品名としては、ボスミンとして知られており、通常は1mlの小さなアンプルに入っていて、1ml中に1mgのアドレナリンが含まれます。
 
この場合、0.3mgを注射したければ、0.3mlを吸い取って注射をすればいいわけですが、注射の内筒や針内に残る誤差を少なくするために、生理食塩水で希釈してから0.3mg分を調整する場合もあります。
 
例えば、10倍希釈したなら、アドレナリン0.3mgを注射するには、液体量としては3mlの注射となります。
 
このように医療の世界では、希釈によって量は違ってきますので、薬剤に関して量で表現することはしません。つまり、「ボスミンを○○ml静注してください」という言い方はあまりしません。
 
通常はmgで表現します。
 
ACLSやPALSでは、「明確な指示」というコミュニケーションの原則を強調したチームワークを発揮していただきますが、その中でも「ボスミン1ミリ静注!」という言い方はNGで、ミリグラムなのか、ミリリットルなのか、そこを明確に伝えるような話もしています。
 
PALSに関しては、子どもの投与量は体重計算で少なすぎるので原液のまま注射することはまずなく、すべて希釈溶液を使いますので、特に注意が必要です。
 
 
医療者にとっては基本的な話ですが、、質問がありましたので、紹介させていただきました。
 
 
 

 


 

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