大雪の中ではありましたが、AHA-PEARSプロバイダーコース、終了しました。
PEARSを開催して思うのは、ほとんどの人にとってまったく新しい学習体験なのだろうという点です。
講習中は、ほぼ皆さん、難しい表情をしています。
しかし、退屈な思いをしているわけではなく、辛い体験をしているわけでもないようです。
いま学んでいることを、どう受け止めるか、これまでの身の回りでおきた出来事を振り返って、どう理解するか? そんな揺れ動きの結果が、渋い表情に現れているような気がします。
PEARSで学ぶアセスメントは、難しい。
きっとそれは正直な感想でしょう。しかし、その半面、その必要性を考えたら、自分たちにとっては知らなくてはいけない、本来は知っていて当然のもの。そんな思いも湧き上がってくる。
葛藤に似た思いのぶつかり合い。
一度PEARSを受講した人は、その後の見学参加を希望される方が多いです。
難しいけど、それをモノにしなければいけない、そんな思いが働くのもよくわかります。いまPEARSのインストラクターをしている人たちもそんな経緯から今があるのも事実です。
PEARSは実りの多い学習の場。
もしかすると、それは医療者の根底の部分を揺さぶる力を持っているものかもしれません。