ハンズ・オンリーCPRはより多くの心停止者を救う

先ほど、アメリカのYahooニュースで、胸骨圧迫のみの心肺蘇生法(ハンズオンリーCPR)の有用性を示す報道がありました。
 
 
“Hands-only CPR saves more lives in cardiac arrests”
 
http://news.yahoo.com/s/ap/20101006/ap_on_he_me/us_med_hands_only_cpr
 
 
 
2008年からアメリカ心臓協会AHAが提唱している Hands only CPR のその後を報じています。
 
Standard CPR with mouth-to-mouth and chest compressions is still best for very small children and victims of near-drowning and drug overdose,
 
子どもの場合や薬物中毒、溺水の場合は、通常の人工呼吸と組み合わせた心肺蘇生法の方が望ましいとしながらも、心原性の心停止には胸骨圧迫だけの方が効果的であるという点。
 
 
Researchers looked at 4,415 adult cardiac arrests outside of hospitals in Arizona from 2005 to 2009 during the campaign.
 
The rate of bystanders attempting any type of CPR increased from 28 percent in 2005 to 40 percent in 2009. Bystanders were more likely to use hands-only CPR over traditional CPR as time went on.
 
And victims who got hands-only were more likely to survive: 113 of 849 victims (13 percent) who received the hands-only method survived, compared to 52 of 666 victims (about 8 percent) who received conventional CPR.
 
アリゾナでの2005年から2009年のデータ(成人心停止:4,415ケース)が示されています。
 
何らかのCPRを行った人の数は、2005年の28パーセントから2009年の40パーセントと増加、ハンズオンリーCPRを受けた傷病者の生存は13%、従来のCPRの生存は8%。
 
 
Hands only CPRは、バイスタンダーCPRを促進するという点で効果ありと判断されています。何もしない人をいかに減らすか、というのが胸骨圧迫のみのCPRのポイント。適応をどうするかという問題はあるにしろ、社会的には有効であるということのようです。
 
新ガイドラインではどうなるかという点には直接触れられていませんが、ガイドライン発表の1週間前にこのような報道、興味深いです。
 
 
 
新しい心肺蘇生法ガイドライン2010の発表まで、あと1週間ちょっとです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする