Youtubeにアップされていた新しいAHAガイドライン2010準拠のハンズオンリーCPRのビデオクリップです。
製作したのは American Red Cross アメリカ赤十字。
Hands Only CPR はアメリカ心臓協会(AHA)の登録商標ですので、アメリカ赤十字(ARC)がこんなタイトルの映像を作っているのは驚きました。
内容はというと、AHAのHands only CPRとはちょっと違っていて、どちらかというとCompression only CPRです。卒倒したら119番してすぐに胸骨圧迫開始ではなく、いちおうG2010方式の呼吸確認をしています。
ただし、呼吸確認のタイミングはハートセイバーAED G2010 Interimコースとは違います。
アメリカ赤十字は「反応確認とあわせて手短に」という方法。
(AHA-ハートセイバーAED Interimコースでは、反応がなければ通報、その後、5秒以上10秒以内で呼吸を視認することになっています)
この点は、AHAもスキルチェックシート差し替え事件があったように揺れていましたが、現時点、アメリカ国内でも二分してしまったようですね。
圧迫のテンポは at least 100/min(少なくとも1分間に100回)と言っていてこれは問題なし。
どうやらもともとは How To Perform Compression Only CPR というタイトルでリリースしていたビデオクリップを2011年1月に改定したもののよう。
ちなみに古い版はこちら。
以上、参考まで。