この時期、BLS講習や救命講習をやっていて怖いのがインフルエンザ。
人工呼吸練習がある講習ではマネキンを介してインフルエンザに感染したということになったら目も当てられません。
しかし、普通に考えて、リスクはかなり高いと思います。
特に1体のマネキンを複数人で使いまわす場合、フェイスシールドを使っていても不繊布の部分から唾液などの液体成分は染みます。なによりありがちな話としてフェイスシールドの表裏を間違えたら、アウトです。
そんな、ある意味、体液被曝事故のリスクが高いのが心肺蘇生法講習です。(医療現場では他人の血液や体液に触れることは「事故」です)
そこで、BLS横浜では、原則一人一体のマネキンを用意するのを原則としており、そうでない場合も、口をつけるマネキンのフェイス部分は一人一つの個人専用のものを用意して、その都度ご自身の手で交換してから練習してもらっています。
そして、講習終了後は、洗剤洗浄後、次亜塩素酸ナトリウム希釈液で薬液浸漬消毒。(いきなり消毒液につけるのはNG!)
自然乾燥させています。(拭くことで雑菌を付着、広げることになるので)
インフルエンザ蔓延のこの時期、BLS講習などを受講される方は、マネキンの衛生管理について不安があればあらかじめ主催者に問い合わせることをお勧めします。