PEARSの体系的アプローチは、ガイドライン2015でこう変わります

まだ公式な日本語訳はされていませんが、G2015のPEARS/PALSの体系的アプローチはこんな形に変わります。

ぱっと見た感じは、以前のG2010版の方がすっきりしていてわかりやすい印象です。PEARSに関しては、日本語への移行はまだ1-2年は掛かるかと思いますので、当面はG2015暫定コースとして継続していきます。

第一印象の中身も、表現は変更されていますが、実は、これG2005版に戻っただけ。BLS横浜で受講された方にはなにも目新しいことはないかと思います。ご安心ください。

一言でいえば、第一印象での評価項目「呼吸」が消えて、「外観:appearance」に変わったのですが、これは一次評価の呼吸の評価と紛らわしかったからじゃないかと思っています。

BLS横浜のPEARSを受講してくださった方たちは、第一印象の呼吸評価と、一次評価の呼吸評価は意味合いが違うということはよく理解くださっていることと思います。

まだ患者に触れる前の第一印象の段階で、しかも相手が乳児のこともあるPEARSでは、パッと見の意識の評価は、単に開眼しているかどうかという話ではありません。

筋緊張や注視の具合など、意識というよりは、見た目によって判断していくものです。

 

そこでG2005時代には、乳児の外観(意識状態)のパっと見の判断のポイントとして、TICKLSという憶え方がありました。

 

結局、5年経って、このTICLSに舞い戻ったというわけです。

 

この点、G2005時代からPEARSと関わってきたBLS横浜としては、G2010でC-B-Cの評価に変わってからも、本質的にconsciousness:意識をappearance:見た目として捉え、教えてきましたので、今までも今後もなんら変わるところはありません。

 

 

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