ターニケット教育への危惧が現実問題に

Twiiter でのやりとりで、すでに市民による止血帯の不適切使用例が見受けられるという話を聞きました。

 

「どっかで止血帯法を学んだらしき市民が現場で実施してましたが、締め込みが緩すぎて効果がなかった上に、それをしたせいで直接圧迫も疎かになっていた残念なパターンがありました。」

 

ターニケットを正しく使うと、麻酔を使わないと耐えられないくらいの痛みが生じます。

傷病者が泣きわめいたとしても、心を鬼にして締め上げなければいけません。

傷病者の請願や自分の心に負けて、中途半端に巻くと、かえって出血量は増加します。(動脈は開存したまま静脈だけが止まると駆血帯状態になるため)

そういった知識や理解、覚悟がない人はターニケットを持つべきではありませんし、怖さとリスクを正しく伝えられないような講習は、どこか間違っています。

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