久しぶりのアメリカ心臓協会ハートセイバー・ファーストエイドコースでした。
ちょっとしたケガから急病まで幅広く扱いますので、受講された皆さん、それぞれに何かしらのファーストエイドに関する実戦経験をお持ちです。
それだけに、BLS/CPRコースと違って実体験からの質問が多く、一方通行にならない相互性のある盛り上がった講習会でした。
受講者の方たちの実際の体験や、意見など、インストラクター側としても大いに参考になる点があり、スタッフも楽しく、また勉強させていただきました。
今回は、実習時間を多く取るため、時間を通常より長めに設定してみたのですが、それでも目一杯でした。
もしかしたら、ハートセイバー・ファーストエイドだけでも丸一日とるようにした方がいいのかなとも考えています。
本来であれば、ハートセイバーAEDとハートセイバーファーストエイド(モジュールA+B)で7-8時間というのがAHAの教材設計ですが、このフルコースを満足行くように開催するとなると2日コースとなりそう。
ハートセイバーコースは、ただの市民向け講習ではなく、職業義務的に応急処置を行うことを期待された人たち向けですので、日本国内ではある意味、市民の中でも上級講習に相当します。
じっくり学びたい人にいいのかもしれません。
↑ 講習風景:ショックへの対応
今回のファーストエイド講習は、AHAカリキュラムに則っていったん終了した後、希望者だけ残って、より高度なアドバンス・ファーストエイドの一端を体験してもらいました。
以前にも開催したことがあるファーストエイドの初期評価を掘り下げて行うシミュレーショントレーニングで、こちらも皆さん、ときに目が点となり、ときに大いにうなずき、、、納得してお帰りいただけたものと思っています。
日本では未開なファーストエイド分野に関しては、BLS-AED.net横浜として新たな取り組みを続けていきたいと思っています。