G2010の本質を知るために~ハートセイバーAED受講の勧め

対応義務のある市民向けCPR講習のハートセイバーAEDコースも、ガイドライン2010準拠Interimコースに移行しています。
 
AHAガイドライン2010に関しては、専門家からもよくいわれる点ですが、実は呼吸確認方法の変更や、胸骨圧迫から始めるC-A-Bの流れなど、今回の大きな変更点のほとんどは市民救助者を強く意識した変更となっています。
 
そのため、G2010がもっとも活きてくるのが、実はハートセイバーAED講習で学ぶ市民救助者のための蘇生法なのです。
 
ヘルスケアプロバイダー向けの蘇生の手順と、市民向けの手順では若干違います。
 
ヘルスケプロバイダー向け手順では若干不自然に思えた点が、市民向けの流れになると実にすっきり。
 
 
両方を体験してみないと、ガイドライン2010でどうしてそのように変更されたのかはなかなか理解しづらいかもしれません。
 
理解を深める意味でも、ぜひ、AHA-BLSインストラクター資格をお持ちの方にこそ、受講していただきたいコースです。
 
 
ハートセイバーAEDコースは、講習時間は医療者向けのBLSヘルスケプロバイダーコースとさほど変わりません。
 
バックバルブマスクや、二人法や挿管時のCPR練習がないなど、内容は少ないのに講習時間が同じということで、実はCPR実技練習に関してはハートセイバーAEDの方が断然多くなっています。
 
また教材設計がヘルスケアプロバイダーコースとはまったく違っていて、映像で提示されるたくさんの「状況」を、考え、判断して行動するシミュレーショントレーニングの要素が強くなっています。
 
ガイドライン2010で強調されている implementation(インプリメンテーション:実行・実施)を考えると、このような現場での状況判断のトレーニングはとても有効です。
 
G2010-BLSの本質である implementation 向上を実現するにはどう指導したらいいのか、きっとそんなヒントが得られるはずです。
 
 
次回の横浜でのハートセイバーAED講習は2月6日(日)に予定しています。
 
残席はまだいくつかあります。
 
興味がある方はぜひこの機会にどうぞ。
 
 
ハートセイバーAED講習の詳細・お申し込みはこちらから。

2月6日(日)横浜駅から徒歩5分

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