BLS横浜からのお知らせ一覧

BLSの質を測るフィードバック装置の活用法

成人BLS/ACLS講習用に「フィードバック装置」を導入しました。

マネキンに対してCPRをすると、その深さや戻り(リコイル)、人工呼吸の胸郭挙上の有無と、胸骨圧迫の中断時間を計測し、画面表示してくれるという装置です。

外付けキットで旧タイプのリトルアンにも対応

もともと所有していたレールダル社の旧タイプのリトルアンに、オプションとして QCPR Upgrade kit を取り付けることで実現できました。

マネキンの肋骨部分と顎のパーツを交換するだけの簡単作業で、最新のQCPR対応マネキンに早変わり。

写真のように視覚的にCPRの質を確認しながらの練習ができるようになります。

仕組みとすると、おそらくBluetooth接続なのでしょうか? マネキンから無線で信号を飛ばし、Android や iPad / iPhone のアプリ で表示できます。冒頭の写真はiPadの画面をスクリーン投影している様子です。

AHA-BLS/ACLS講習では2019年2月以降、フィードバック装置の使用が義務化


アメリカ心臓協会のBLSプロバイダーコースでは、ビデオを見ながらのPWW手法で練習しますので、あまりこれを使う場面はないのですが、実技試験前の自由練習の場面では、スクリーン表示して、受講者が自分で技術を確認できるようにしています。

10分間のチーム蘇生の場面でも提示したことがありましたが、CPRの質の評価をする人が、眼の前の手技ではなく、画面ばかり見るようになるので、あまり臨床的ではないかなと思い、今は画面表示はせず、インストラクターの確認用だけに留めています。

2018年2月以降のアメリカ心臓協会AHA講習では、成人のBLSについては全例においてこうしたフィードバック装置の導入が求められています。

正直なところ、こうした器具に頼りすぎる傾向を作り出すことには抵抗があります。

臨床現場でもフィードバック装置を使用している環境であればいいのですが、今の日本の現状はそうではないので、あくまでも自分の運動感覚として強さや速さをコントロールするように訓練していきたいという思いがあります。

そこで、講習の最初から最後まで、このフィードバック装置を受講者に表示するのではなく、講習の中盤あたりで中間評価的に試してもらうという程度にしています。

インストラクターの皆さんはどのように活用されているでしょうか?

医療施設内の自主練習用には最適


このフィードバック装置ですが、インストラクターがいない環境下での自主練習としてはその存在と効果は絶大だと思います。

例えば病院に1台、フィードバック装置付きのBLSマネキンを用意しておけば、職員は気が向いたときに気軽にCPR自己練習ができます。

ただマネキンをおいてあるだけだと、ちゃんとできているのかどうかわからないという点で手応えがないのが問題でした。しかし、こういったフィードバック装置が、指導してくれる人がいなくても、意味のあるトレーニングになり得ます。(これを発展させたのが米国やドバイの病院で普及しつつある RQI(Resuscitation Quality Improvement Program)システム ですね。)

ということで、この装置の病院施設での導入は諸手を挙げておすすめです。常にどこかにマネキンを置いといて、職員が気軽に立ち寄って、数分間でも練習できる環境を整えることは意味があると思います。


AHAプロバイダーeCard印刷加工サービス BLS横浜のこだわり

アメリカ合衆国国内のAHAトレーニングセンターと提携しているBLS横浜では、BLSプロバイダーコースACLSプロバイダー【1日】コース に関しては資格証として eCard(eカード) を発行しています。

【 → AHA eCardの詳細はこちら 

eCardは電子認証システムなので、基本的にはパソコンの画面表示や、eCardコードと呼ばれる12桁の番号(AHA専用サイトで照合できる)で資格証明を行います。

それに加えて、旧来のプロバイダーカードのような体裁のカードとして資格証明書を持ち歩くこともできます。

アメリカ心臓協会の最新のACLSプロバイダー資格証eCard(イーカード、eカード)
eCardのwalletタイプPDFを印刷し、カットし、ラミネート加工したACLSプロバイダーカード
日本の医療従事者にとっては、病院の名札の裏側にプロバイダーカードを入れておく、という使い方が多いでしょうから、eCard時代になっても、以前のようなカードの需要はあると考えています。

そこでBLS横浜では、eCardの印刷加工サービスを無料で行っています。

本来は、受講者が必要に応じて自分で印刷加工を行うのですが、BLS横浜としては、カード加工のクォリティにはこだわりを持って、作業を代行し、受講後にカードを郵送でお届けしています。

印刷品質のこだわり

高解像度カラーレーザープリンタ

想像できると思いますが、インクジェットプリンタで印刷すると、手作り感ありありになります。

そこでコスト高にはなりますが、カラーレーザープリンタで印刷しています。

WalletタイプのeCardでは、部分的にかなり小さなフォントが使われているため、解像度の低いレーザープリンタだと文字が不鮮明になってしまいます。

BLS横浜ではいくつかのプリンタを試した結果、旧来の紙媒体のプロバイダーカードに負けない(むしろそれ以上)の印刷品質を実現しました。

印刷サイズの調整 Letterサイズ → A4サイズへの補正

ご自身で印刷をしてみた場合、なぜか一回り小さめに印刷されてしまう場合があります。

eCardのPDFファイルの用紙サイズがA4ではなく、米国規格のLetterサイズに設定されているからです。

これを日本の普通のプリンターで印刷しようとすると、機種によってはA4サイズに自動補正して印刷されるケースがあり、その結果、少し小さめになってしまうというわけです。

それを回避するためには、印刷時に用紙サイズを自動に設定するのではなく、原寸のまま印刷する必要があります。

BLS横浜では、確実を期すために、PDF上の用紙サイズをA4サイズに補正した上でプリントを行っています。

受講の皆さんが、ご自身でカード印刷をする際には、この点、ご注意ください。

ラミネート加工

ラミネート加工にも手間をかけて、いくつか工夫をしています。

マット加工

まずは、マット加工のラミネートフィルムを使っている点。

プロバイダーカードの使い方として、首から下げるIDホルダーに入れることが多いかと思いますが、通常の光沢タイプのラミネート加工だと、角度によっては光の照り返しで印刷面が見えづらいことがあります。

そこで表面にはあえてマット加工のフィルムを使っています。

適正サイズに手でカット

名刺サイズのラミネートフィルムも市販されていますが、それにWalletタイプのeCardを入れると、左右上下の余白が余りすぎて不格好になります。またサイズ的にIDフォルダーには入りづらいという難点があります。

そこでBLS横浜では、わざと大きめのラミネートフィルムでパウチして、手作業で最適なサイズに切り出しています。

この一手間で、見た目のクォリティはずいぶん違ってきます。

角を丸める加工

受講者が自身でeCardを印刷加工しようとしたときに、どうしても旧来のプロバイダーカードと違って手作り感が出てしまう原因のひとつが、カードの角の形状です。

AHA-BLSプロバイダーカードの最新版eCard(イーカード:eカード)の印刷ラミネート加工サービス
角を丸めた場合と、そうでない場合
角を丸める加工がしてあるかどうかで、印象がまったく違います。

さらにはラミネートフィルムの角を丸めておかないと、とがってあぶないという面も。

BLS横浜では、紙のカードも、ラミネートフィルムも、どちらも角を丸める処理をした上で、皆様にお届けしています。

 

試行錯誤の結果、自信をもって

BLS横浜では何度も試行錯誤を繰り返して、皆様に納得していただける高品位のeCard加工の形を実現しました。

日本国内では、まだほとんど発行されていない段階でしたが、これなら自信を持って皆様に提供できると判断し、2018年10月から旧来の紙のプロバイダーカードから、eCardへの移行に踏み切りました。

日本におけるeCardの問題は、カードとしての体裁だけと考えていますので、ここさえクリアできれば、メリットの方が大きいでしょう。電子認証ですから紛失のリスクがありません。また、カード型以外に賞状のような形の修了証明を印刷できたり、学会提出にはeCardコードをメールすればいい、など、米国標準になっているだけあって便利です。

日本国内の国際トレーニングセンター(ITC)では、まだ旧来の紙カードの発給が続いていますが、2019年1月以降、順次廃止されてeCardへの移行が始まっていくようです。(早いところだと日本循環器学会ITCでは2019年2月からのeCard発行を予定しているとのこと)

BLS横浜では、日本国内ITCに先行して、世界標準のAHA eCardを提供していきます。



一般向け:AHA eCard(イーカード|eカード)印刷ラミネート加工の代行サービスを開始しました。

BLS横浜でAHAコースを受講した方以外であっても、ご希望があれば、eCardのプリント&パウチ加工を有償で承ります。詳細は下記ページをご参照ください。

AHA eCard(イーカード|eカード)印刷ラミネート加工の代行サービスを開始しました


日本のAHAトレーニング組織の構造 ITCってなに?

受講者にとっては、非常にわかりにくい日本国内のアメリカ心臓協会AHA-ECCトレーニング組織の構造について解説します。

日本のAHA-BLS/ACLS/PALS/PEARSを開催するトレーニングセンター・トレーニングサイトの構造

AHA-BLSとか、AHAのACLSコースというように、アメリカ心臓協会 American Heart Association(略してAHA)講習は全部同じものというイメージがありますが、その運営はアメリカ心臓協会そのものが行っているのではなく、AHAと提携したAHAとは別の法人が運営しています。

AHAと提携した別法人、これがトレーニングセンター(Training Center)と呼ばれています。

日本においては、米国内と区別する意味で、国際トレーニングセンター(International Training Center: ITC)と言います。日本においては、現在9つのITCが認可され、存在しています。

日本国内でAHA講習をやっている活動拠点(トレーニングサイト)は、下記のいずれかのITCと提携して講習展開を行っているはずです。つまり、地域の○○トレーニングサイトの上には、○○ITCという母体組織があるということです。


  • 日本医療教授システム学会
  • 日本循環器学会
  • 福井県済生会病院
  • 日本BLS協会
  • 日本ACLS協会
  • 国際救命救急協会
  • 日本救急医療教育機構
  • 日本小児集中治療研究会
  • ACLS JAPAN

これらの名前を見て分かる通り、どの組織も法人としてはAHAとは別個の日本の国内法人です。

その既存の国内組織が、アメリカ心臓協会と提携して、ライセンスを受けることで、AHA-ITCという看板を出してアメリカ心臓協会公式講習を展開しているのです。

ですから、国際企業の日本支社があって、さらにその下に各営業所があって、、、、というような直轄の会社組織とは、根本的に違うという点を理解しておくことが重要です。

トレーニングセンターITCは、それぞれ別個の法人組織

日本国内のITCの間には、基本的には横のつながりはありません。

皆それぞれが米国本部との直轄であって、米国のRegional Facultyのような、ITC間を取り持つような構造にはなっていません。

ある程度のAHAグランドルールは決まっていますが、実際の細かい運営方法は各日本法人が独自に決めていますから、同じAHA講習であっても、多少の違いはでてきます。

例えば、AHAグランドルールで、受講料はトレーニングセンターやインストラクターが自由に決めるという点が規定されています。ですから、受講する場所によって受講料はバラバラです。しかし、これは市場原理として普通のことかもしれません。

さらには、AHA規定には書かれていない要件を独自に定めているケースもあり、代表的なもので言えば、ACLS受講にBLS資格が必須、というのもトレーニングセンター独自のローカルルールです。少なくとも、AHAグランドールではBLS資格が必要という決まりはありません。

同じAHA講習なのに、違うのはおかしい! と思われるかもしれませんが、講習の質として最低限のことは定められていますので、そこはご安心ください。

どこで受講するのか、受講者が選ぶ時代に

このように、良くも悪くも日本のAHA講習展開組織は、それぞれが特色を出しつつ、競合しています。

AHA本部の意図としては、各トレーニングセンターが、母体となっている組織の特性を活かしつつ、自由競争の中で切磋琢磨して、より良い質の高いトレーニングを提供していくように、ということなのだと思います。

日本でも都市部では、複数のトレーニングセンターが活動拠点を構えていますから、受講者は各拠点での受講条件や受講料、特徴を比較検討して、自分にあったところを選ぶことができる時代になっています。

地方では、トレーニングセンターが1つしかなく、選択肢がないということの方が多いかもしれませんが、活動拠点やサテライトの広がりによって、今後、新たな風が吹いていくこともあるでしょう。

実際に、昨今の状況を見ていると、トレーニングサイト(活動拠点)が、提携するITCを変更するサイト単位での移籍という現象が目立ってきています。

受講料や運営方針などは、ITC単位である程度決まりますので、より地域にあった活動がしやすい運営母体に鞍替えするというケースが増えてきています。

これにより、これまではその地域では特定ITCによって独占されていた市場が開放され、消費者としては選択肢が増え、さらには競争によって地域で提供されるトレーニングの質が上がっていくというメリットが生まれています。

BLS横浜の立ち位置

BLS横浜は、AHAトレーニングセンターとしては、下記の2つの法人と提携しています。

・日本医療教授システム学会(日本国内法人)・・・BLS/HS/ACLS/PALS/PEARS
・American Medical Reponse(アメリカ合衆国法人)・・・BLS/HS/ACLS

通常、日本国内では1つのトレーニングセンターとだけ提携するのが一般的なので、珍しいケースだと思います。

しかし、AHAインストラクターは、複数のトレーニングセンターと提携して、活動を切り分けていくことができる点が、AHAのグランドルールで決まっていますので、決して特殊なことではありません。

BLSとACLSは、日米どちらのプロバイダーカードでも発行可能


BLS横浜で開催する、BLSプロバイダーコースやACLSプロバイダーコース、ハートセイバーコースについては、日米どちらの法人に開催申請を行うかによって、カード発行元を選択できるのが、BLS横浜の強みです。

日本のITCとハワイのTC、どちらでカード発行しても資格としての価値は変わらないのですが、American Medical Reponse(AMR)に登録すると、米国内のトレーニングセンターなので、アメリカからプロバイダーカードが発行されることになります。

カードの裏面に、資格を発行したトレーニングセンターの名前と住所が印字されるのですが、これがハワイの住所になるので、ハワイで受講してきたと言ってもバレません。(笑)

住所の中にあるHIというのが、Hawaii州を示す米国の省略形です。

まあ、なんとなく珍しいでしょ? 

ということで、公募講習では、BLSとACLSはハワイ登録で行うことが多いです。

ただ、最近、米国では、紙のプロバイダーカードが廃止されて電子認証のeCardに変わってしまったので、受講者さんの希望に合わせた調整も行っています。

また、PALSとPEARS資格に関しては、日本医療教授システム学会JSISH-ITCとしか提携していませんので、これらのプロバイダーカードはJSISH-ITCから発行されます。

BLS横浜の活動地域: 日本国内全域と米国ハワイ州・グアム

トレーニングセンターによっては、内規としてインストラクターの国内活動地域に制限を設けているところもあるようですが、BLS横浜が提携している2つのトレーニングセンターは、そういった活動制限はありませんので、横浜に限らず、日本全国どこでもAHA公式講習を開催できます。

BLS横浜が、横浜の地域トレーニグサイトのように見えて、沖縄や鹿児島、熊本、福岡、香川、岡山、広島、姫路、名古屋、静岡、長野、福島、秋田、北海道などでも講習展開しているのはそのためです。

ACLSとBLSについては、American Medical Responseトレーニングセンター登録としては、米国のハワイ州とグアムでも講習開催許可を得ています。

日本国内でも地方開催をするときは、地元の既存組織以外であるために、地元の方からは不思議に感じられることもあるようですが、BLS横浜としては、ご依頼をいただければ、上記地域内であれば、どこでも出張講習に応じています。

そして地方開催の場合は、そのための交通費や会場費、地元で協力してくれる病院や団体などの兼ね合いで、受講料もその都度違っています。

時々、ご質問をいただくので、トレーニング組織の概要に加えて、ここで説明させていただきました。


AHAプロバイダーカードが廃止される?

アメリカ心臓協会の講習を受講し、合格すると発行されるプロバイダーカード。

これがなくなるという話題です。

実はこれは数年前から打ち出されていた方針で、米国ではすでにe-Cardというものに移行が始まっており、今年に入ってからはすべてのUSトレーニングセンターでe-Cardへの対応が義務付けられました。

▲ e-CardをLetterサイズに印字したバージョン

 

e-Cardとは何かというと、インターネットを使った電子上での資格認証制度です。

紙のカードだと紛失という問題がつきまとい、日本でも専門医申請シーズンになると、トレーニングセンターにカードの再発行依頼がかなりの数、舞い込みます。

こういったことを防ぐために、受講者はインターネット上のAHA専用サーバー内に自分の情報を登録し、そこに持っているAHAプロバイダー資格の情報が保管されるようにするのです。資格が有効期限内であれば、そのサーバーから、修了証がPDFファイルとしていつでも発行でき、それをスマートフォンの画面で提示することもできますし、プリンターで印字して、証明書として提出することも可能です。

そんな新しい資格証明システムの総称がAHAのe-Cardです。

 

▲ カードの形での印字も可能

 

このシステムのおもしろいところは、資格認証の有無と有効期限を確認できるのは、受講者本人だけではなく、病院の管理部門など、雇用者もAHAの専用サーバーにアクセスして従業員の資格をチェックできる点です。

米国の病院では、日本の医療従事者免許と同じような感じで、BLSやACLSプロバイダー資格の有無と有効期限情報を管理しています。

更新は2年毎ですから、何百人、何千人といる病院の職員の情報を更新し続けるのは、無視できないほどの煩雑さです。

そこで、このe-Cardシステムが考案されました。

従業員は事業所に対して、自分のe-Cardの固有番号(e-Card code)さえ伝えておけば、病院側はAHA専用ページから検索、確認ができますから、手間いらず、というわけです。

BLSやACLS、PALS、さらには非医療従事者であれば、CPR AEDやファーストエイドの資格取得と更新が業務上の責務となっている米国ならではの制度と言えるかと思います。

さて、日本においてですが、日本のITCに関しては、まだこの制度に移行しているところはないようです。

AHAの方針として、米国内においては紙のカードは廃止したいようですが、世界各国のITCについてはどうなるのかは未知数です。

日本においては、医療者にしても教職員や警備員などにしても、BLSやACLSなどの資格習得と更新義務は存在しません。ゆえに事業者が資格の更新を確認し続けるというタスクも存在しません。

つまり、日本ではe-Cardのメリットは、ほとんどない、というのが現状です。

受講者の立場からすると、カード紛失のリスクがなくなるというのはメリットかもしれませんが、何気にモノとしての修了カードを手にする喜びとか達成感というのが、大きいんじゃないかと思います。

それがなくなって、自分のパソコンから印刷して自分でパウチしてね、というのでは、受講のモチベーションに大きな影響を与えるのではないかと思います。(それは本来の意味からするとおかしな話ですけど)

BLS横浜は、日本医療教授システム学会AHA国際トレーニングセンターの活動拠点であると同時に、米国のナショナルトレーニングセンター American Medical Response(AMR-TC) の活動拠点でもあります。

USトレーニングセンター所轄としては、すでにe-Cardには対応しているのですが、上記のような理由からe-Cardではなく、紙媒体のプロバイダーカードを今も発行しています。

米国では紙のプロバイダーカードの発売がやがては中止されるものと聞いていますが、可能なかぎり、紙媒体のプロバイダーカード発行で対応していくつもりでいます。


2017年 BLS横浜講習開催実績

今日は、12月31日。

2017年の講習開催実績を取りまとめてみました。

 

今年は、ACLSプロバイダーコースや、BLSインストラクターコースが新たに刷新されたこともあり、力をいれて開催していました。

また今年は保育園からの小児BLSやエピペンの依頼講習が多い年でもありました。

東京都内や神奈川、千葉などへの出張講習だけで6回ほど保育園にお邪魔させてもらいました。

また、BLSやPEARSトレーニングサイト設立支援で、地方への出張講習も多く、1-2ヶ月に1度は飛行機に乗っていたような気がします。

幸い、横浜という地は、AHA講習を手がける団体が10近くあり、BLS講習を受けようと思ったら選択肢が沢山あります。

しかし、関東圏外に目を向けると、医療者としては基礎技術であるBLSにしても、気軽には学べる環境ではないことが珍しくはありません。

地方からの要請で現地に赴き、お話を聴く中で強く感じた点です。

そこで来年度は、時間の許す限り、関東圏以外の出張講習を増やしていきたいと思っています。

経費的には、BLSやACLS、PEARSであれば、受講者おおむね4名から6名が集まれば、出張講習が可能です。せっかく行くなら、それと併せて地域で求められるミニセミナー(心電図や急変対応の観察のポイント、エピペン、CPR指導員向け勉強会など)も展開できれば、、、ということで、お気軽にお声がけ下さい。

横浜での新展開としては、なかなか手がつけられず進んでいなかったAHA Heartsaver Pediatrci First Aid CPR AEDコースのレギュラー開催や、G2015版のPEARSプロバイダーコースへの着手、またPALSプロバイダーコース開催、ACLSインストラクターコースなども2018年度は手がけていきたいと思っています。

無料の復習参加も歓迎していますので、今年度、講習に参加くださった皆様も引き続き2018年度もよろしくお願いいたします。


1月にBLSプロバイダー【更新】コースを開催します

来年の1月からBLSプロバイダー【更新】コースを開始します。

これは、BLSインストラクターマニュアルで規定されている Challenge Option が12月から解禁されることに伴っての新企画です。

Challenge Option とは、一言で言えば、BLSの実技試験と筆記試験に合格すれば、それだけでプロバイダーカードの取得(更新)ができるという特例制度。

コースDVDを視聴したり、段階的な練習をすることなく、いきなり実技試験、そして筆記試験という展開になりますので、所要時間としては1時間程度で終わります。そして費用も廉価にできます。

日頃、BLSを実施していて技術的にしっかりとBLSプロバイダースキルを持っている人が、資格認証を更新したいという場合に使われる制度です。

日本では、資格としてBLSプロバイダー・ステイタスを維持し続ける必要がある職業はあまりありませんので、米国ほど需要はないかと思いますが、今回、試験的に2018年1月に2回、設定してみました。

強いて言うなら、ACLSプロバイダーコースやPALSプロバイダーコースを受講したいけど、そのときにはBLS資格が切れてしまう、という人には需要があるかなと思っています。(もっともAHAルールとしては、ACLS受講にBLS資格が必要とは規定されていませんので、BLS横浜でACLSを受講する際には、BLS資格は不要です)

Challenge Option の条件はかなり厳しめです。

 

1.インストラクターによる指導や練習は行わない
2.試験を受けるチャンスは1回だけ
3.再試験はない
4.実技試験か筆記試験のいずれかが不合格だった時点で終了となる

 

受講から2年近くたって、それだけのスキルと知識を保持している方は、そうそういないかもしれません。

だからこそ、その名の通り、Challenge なんでしょうね。

挑戦してみたい方は、ぜひどうぞ。

 

2018年1月9日(火) 10:00~11:30
かながわ県民センター(横浜駅徒歩5分)

2018年1月18日(木) 18:30~20:00
地球市民かながわプラザ(本郷台駅徒歩5分)

詳細はBLS横浜ホームページより → http://bls.yokohama

 

実技試験前に、自主練習できる時間を30分ほど確保しています。テキストに載っているスキルチェックリストをよく見てイメージトレーニングの上で、この練習時間を活用してもらえば、あながち無理な話でもないかもしれません。


沖縄、BLS2015、Sim-PEARS、急変対応の学び方

2月に3日間、出張講習で沖縄に行きます。
 
2月24日(金) 13:00〜19:30 BLS-USプロバイダーコース
2月25日(土) 9:00〜11:30 「急変なんて怖くない!」院内急変対応の考え方と学び方
2月25日(土) 12:00〜18:30 BLS-USプロバイダーコース 【キャンセル待ち】
2月26日(日) 8:00〜18:00 Sim-PEARSプロバイダーコース 【キャンセル待ち】
 
すでに定員に達してキャンセル待ちになっているコースもありますが、いずれも普段は横浜でしか体験できない特別プログラムばかり。
 
AHA-BLS-USプロバイダーコースは、日本ではまだ正式導入されていない最新のG2015準拠正式BLSプロバイダーコースを米国ハワイ州のAHAナショナル・トレーニングセンター所轄で開催します。
 
DVDは英語ですが、日本語を母国語とする人でも無理なく学べるように工夫していますのでご安心ください。受講者テキスト はすでに公式日本語化されています。
 
プロバイダーカードの台紙自体はふつうに日本で受講するのと同じものですが、◯◯協会とか◯◯学会のような日本国内団体ではなく、ハワイの American MedicalResponse(米国人なら誰でも知っている救急車運行の最大手企業です) から資格が発行されるので、米国に留学するとか米軍基地内での就労を考えている方にはいいかもしれません。
 
 

「急変なんて怖くない!」院内急変対応の考え方と学び方 in  沖縄・那覇

 
「『急変なんて怖くない!』院内急変対応の考え方と学び方」in 沖縄 は、BLS横浜オリジナル企画で、資格発行コースではないので、500円でのOne Coinで気軽に参加いただけます。
 
BLS、ACLS、PEARSのエッセンスをギュッと圧縮した2時間。ライセンスより中身を求める人には最適。
 
最近変わりつつある病院内での急変対応の考え方をお伝えします。
 
都合の付く方はぜひいらして下さい。
 
 

 

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2016年7−9月の講習予定【BLS横浜】

7月〜9月にかけては、普段より多めに公募講習を開催します。
AHAの血液媒介病原体コースや傷病者対応コース for バイスタンダーズなど、BLS横浜でしか開催していない希少なプログラムもありますので、ぜひこの機会に参加をご検討ください。
 
なお、10月〜12月まで、場合によっては来年の2月までは公募講習は行わない予定でおりますので、この夏期集中機関にぜひどうぞ。
 
 
現在受講者募集中の講習:
 
7月31日(日) 午前 ハートセイバー血液媒介病原体コース
 http://bls.yokohama/bloodborne_pathogens.html
7月31日(日) 午後 ハートセイバーCPR AED【成人+小児】
 http://bls.yokohama/heartsaver_aed.html
8月27日(土) ハートセイバー・ファーストエイド
 http://bls.yokohama/heartsaver_firstaid.html
9月3日(土) 傷病者対応コース for バイスタンダーズ
 http://bls.yokohama/victim_treatment.html
9月4日(日) PEARSプロバイダー with シミュレーション
 http://bls.yokohama/pears_provider.html
9月10日(土) PEARSプロバイダー with シミュレーション(九州久留米)
 http://www.cpr-kurume.net/aha-pears-with-sim/
9月22日(祝) ハートセイバーCPR AED【成人】
 http://bls.yokohama/heartsaver_aed.html
 
 

 
 

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G2015講習への移行について

世界の蘇生シーンをリードするアメリカ心臓協会(AHA)の講習プログラムは、早くも2015ガイドライン準拠に切り替わりました。この12月からG2015 Interim(暫定)コースが始まっています。
 
AHAのG2015 Interim(暫定)コースは、旧ガイドライン2010版のテキストとDVDを使って進められますが、AHAが提供する補助教材を使ってG2015の手順・基準で指導をしていきます。
 
筆記試験問題、実技試験チェックリストも新しくなっています。
 
暫定コース資料の日本語化の問題もあって、日本国内では、旧来のG2010コースのままで、切り替わっていないところが大半だと思います。
 
旧2010コース開催が許容されているのは、2016年2月15日まで、それ以降は、暫定コース/正規コース含めてすべてガイドライン2015準拠で指導をしなければならないと定められています。
 
なお、BLS横浜では、年内のコース開催予定はありませんので、G2015暫定コースの開催は、2016年1月以降となります。最初は1月11日(祝)のPEARSプロバイダーコースからG2015 Interimコースに移行し、以後開催するAHA講習はすべてG2010暫定コースとする予定です。
 
 
 

 
 

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ハートセイバー・ファーストエイドCPR AEDフルコースを開催します

AHA(アメリカ心臓協会)認定 ハートセイバーファーストエイド/CPR/AEDコース開催のお知らせ
 
本講習は米国労働安全衛生局 (Occupational Safety and Health Administration
=OSHA)の定める米国連邦法による法定講習内容を含み、修了者には国際規格のAHA資格証が発行され、海外で活動する方、外資系企業に勤務する方等に推奨されます。 日本国内では、厚生労働省が定める「業 務の内容や活動領域の性格から一定頻度心停止者に対し応急の対応を行うことがあらかじめ想定される者(一定頻度者)」向けのAED講習に該当し、介護・福祉職、旅行添乗員、サービス業、ホテル・宿泊施設従業員、スポーツトレーナー、警察官、警備員等が対象のコースとなります。
 
1.日時
2015年9月13日(日) 08:30~18:30
 
2.開催場所
東京都内 中央区日本橋
 
3.講師
山寺 圭(AHA/MTN BLS HCP トレーニングセンターファカルティ)
 
4.講義内容
ファーストエイド編
 
第1部 応急手当(ファーストエイド)の基礎
 
救護者のするべきこと
手の洗浄/血液・体液感染防護措置/感染防護手袋の脱着
成人・小児の救命の連鎖/緊急通報要領/傷病者の問題の発見
 
第2部: 急病への対応
 
吸入障害/異物による窒息
重篤なアレルギー症状/エピネフリン(アドレナリン)注射器の使用手順
心臓発作
失神
糖尿病と低血糖発作
脳梗塞
けいれん発作
ショック
 
第3部: 傷の手当て
 
止血法(大・小出血/止血帯/内出血/鼻血/口内出血等)
 ※軍用止血帯・止血剤に関する解説含む
歯/眼の受傷
刺創/身体部位の切断
頭部/頚椎/脊椎の受傷
骨折と捻挫/副木
火傷(軽微/重篤なもの)/感電による受傷
 
第4部: 環境による緊急事態
 
動物/蛇/昆虫等による咬傷
熱障害(熱痙攣/熱疲労/熱射病)
低温障害(凍傷/低体温症)
毒劇物による受傷/中毒/除染
 
 
AED/CPR編
第1部: ポケットマスクを使用した成人/小児のCPRと窒息の解除
第2部: 成人/小児へのAED使用手順
第3部: ポケットマスクを使用した乳児へのCPRと窒息の解除
※ご自身のポケットマスク/バルブをお持ちの方はご持参下さい(消毒済みのポケットマスク/バルブはこちらで用意しております)。 ファーストエイド編、CPR/AED編共に実技評価試験が あり、修了者には2年間有効なコース修了カードが発行されます。
 
5.受講費用・受付等
 
受講費用¥14000-(カード申請手数料込み)は、当日現金にてお支払い下さい。 また、領収書の必要な方は、宛先を含め予めお知らせ下さい。 なお、本講習
 
の受講定員は4名迄となります。 9月5日(土)迄、下記迄お早めに連絡願います。
 
山寺 圭
 
keimoo★sepia.ocn.ne.jp
(★を@に変換してください)
 
 
 
6.備考
 
受講に際し、事前にテキストを購入・予習願います。
使用テキストは AHA Heartsaver First Aid With CPR and AED【日本語版】2,808円又は英語版 2,160円を各自書店又はネット通販等でお求め下さい。
購入先参照:http://eccjapan.heart.org/course/purchase.html
 
当日は実技で身体を動かしますので、動き易い服装(ズボン等で露出の少ないもの)でお越し下さい。
 
 
 
 

 

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